宮崎で釣り。たまには遠征したい!

いろんな魚が楽しいし、美味しく食べたい。のんびり釣りたい(^^ゞ

(お魚深堀・9)クロダイ

今朝は目覚めが早く、まだたっぷりと時間もあるし、かと言ってこれぞというネタもないのでそんな時の為のカテゴリー、お魚深堀です(^^ゞ
気になる魚の事を深く学んでみたいという気持ちなんだけど、頭に浮かんだのはクロダイ
年末・年始にかけて何匹か釣れたので。

クロダイ(黒鯛)
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2017/1/8 32Cm
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2016/12/24 50.5Cm

基礎知識
釣り人にとくに馴染みがあるこの魚は、「クロダイ」よりは「チヌ」、また若魚だと「メイタ」と呼ばれる。
北海道以南に生息し、琉球列島にはいない。朝鮮半島・中国沿岸・台湾にはいるそうだ。
沿岸の浅所に住み、磯場にも多い。防波堤でも釣りの対象魚として狙われる近場の大物だ。近似種のキチヌ同様に汽水域にも入ってくる。市場にはさほど並ばない。マアジとかマダイなどのように近海の漁対象としては生息域のせいか獲れないだろう。
姿はよく味もまあまあなので、量が取れるのならそれなりに扱われる魚だろうが、基本は釣り人の魚だ。
この魚の性が面白い。2歳で生殖活動ができるようになるが、3歳になると雄雌に別れる個体と同体のものがいるそうだ。
4歳になるとほとんどいずれかになり、5歳以上は雌が多いよう。
つまりは大型で成長しきったものはだいたい雌なんだろう。「のっこみ」という言葉はこの魚が春に軍団で外海から押し寄せてくる様を表現している。乗り込みという事だ。のっこみは最近他魚でも産卵時期の事を指す。
最近は産卵時期の事をスポーニングと表現される事も多いので調べてみると、これは恐らくブラックバス釣りの世界で使われる用語のよう。まあかっこいい言い方だけど・・・どっちでもいいかな。
チヌのスポーニングの季節は4~6月で、近似のキチヌは秋だそうだ。クロダイとキチヌは背鰭棘条部中央下の横列鱗数の違いで簡単に区別できる。クロダイは5.5枚でキチヌは3.5枚。まあ慣れてくれば一目で判るが大きな個体だと見間違う。その際は鱗の数を数えれば間違いなし。
ただ宮崎には4.5枚という個体も?ミナミクロダイ・オキナワキチヌはそうらしいけど以前研究者の方に聞いた話だともしかしてだけど別種の可能性もあるとか。
クロダイとキチヌのハイブリッドという可能性を問うと、産卵時期が全く違うのでそれはあり得ないそうだ。
第三のクロダイだなんて、夢とロマンがあるよな。ぜひ研究発表してください。
タイ科クロダイ属の魚は日本では5種で、本土に住むクロダイとキチヌと、奄美・沖縄に住むミナミクロダイ・ナンヨウチヌ・オキナワキチヌ。棲み分けているのが面白いが、以前クロダイという魚は深場を越えられないという話を聞いた事もある。
水深30mだとキチヌは釣れるがクロダイは釣れた事がないのは私の経験。沖瀬の水島でも見た事はない。海はつながっているから沖縄に泳いで行く個体もありそうだが、まあビビリなんでしょうか(^_^;)

釣り
50Cmを越すチヌを釣りたいと思うのがチヌ釣り師、なのかな?50Cmを超せば「年なし」と呼ばれて60を超せばロクマル70だとナナマル・・・
40Cmを超しても立派なチヌだけど、どうも雰囲気的には40超えでチヌと認められ、それ以下だとメイタらしい。違うかな?
そんなチヌ(クロダイ)だが、個人的にも今やチヌという言い方が定着してクロダイはむず痒い感じだ。釣り人のほとんどはそうじゃないのかな?クロダイっていうと格上の感じはするけど。
フカセ釣りをしていると狙ってなくても時々釣れる。だいたいは餌も取られず底付近まで付餌が行ったときだ。
狙うなら底付近を最初から流すのがいい。そのためにウキも浮力の強いものを使う。口も大きいからハリ掛かりしやすいように大き目のハリだ。チヌが浮遊しているエリアというのは底からだいたい1m程度だそうで、チヌ釣り師はその付近で餌が漂うように棚合わせをしっかりとする。
ウキ釣りの場合はそんな感じだけど、この魚の面白さは近場で釣れるということで、防波堤で「落としこみ」仕掛で狙う方も多い。
底ではなくて壁に付いているチヌを狙う。この際のメリットは撒餌をばら撒かないこと。つまりは荷物も少ないしクリーンな釣りができる。雑食性のチヌならではの釣りだが、動物性の餌を使って狙う。カニやイガイ(貝)など。
この釣りの面白さを語る方も多いし興味もあるのだが、個人的にはまだ経験した事がない。ゆっくりと仕掛を落として行って、道糸の変化でアタリを取るようだ。また宮崎は少ないが団子釣りとか、最近はルアーを使って狙う釣法も確立されている。
まあそれだけ馴染み深く魅了される魚なんだろうな。
個人的には狙った事がないものの、メジナ狙いのフカセ釣りで時々釣れる。全誘導仕掛の機会が増えた分チヌも釣れる印象。
また海が荒れている時に釣れる感じだ。そんなときにちょっと淀んだ場所で釣れる。
台風の時に防波堤湾内で狙うと釣れると聞くが、確かにそうなんでしょう。ただ台風の時って風も強いので釣りに不向きだよな。

食味
これが問題なんです。私には・・・
たぶん最初の印象の問題なんだけど、初めて食べたチヌが気持ち悪かった・・・身の質が。
チヌは地域・環境・餌で随分と食味の個体差があると聞く。江の島あたりでスイカを餌にチヌを釣るという話もあるが、ようは夏場に海水浴で訪れた人間のゴミ(スイカの皮など)を捕食して味を覚え、それによって釣れるという事だが、なんでも食べるしその個体が美味しいと思ったものを中心に食べるんだろう。養殖の魚と天然の魚の味が違うけど、同様に環境で変わるのでしょう。
そんな訳で狙わなくなった。もっと言えばそんな事を力説する釣り師匠のせいかも。
まあ言えるのはそんなに不味いとも思いません。ただ美味しいとも思わないだけ。これは完全に偏見です(^_^;)

その他
以前、佐賀県の波戸岬にある海中展望塔に行った時に、完全に餌付されているチヌ軍団の様子を見た事があるが、同じぐらいの大きさでも2種類に別れていて、1つは銀色の美しいタイプで、1つは黒々としたタイプ。
その後何がしかの記事で、これが回遊タイプと居付きタイプだと書いてあったけれども、そんなに大きく様子が変わるものなのだろうか?ちょっと疑問を感じている。

まあとにかく今後も時々は釣れてくれるであろうチヌ
狙っている方には失礼な話だけど興味が湧かない。湧かないけど釣れたらそれなりに嬉しいんですけどね。

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この絵は上の魚(2つ目の写真)をモチーフに描いてみました。
大きいのは形がちょっと歪。そんな事を意識しながら。

(お魚深堀・8)ダツ科

山渓「日本の海水魚」によると、世界にダツ科の魚は10属32種あり、日本では4種8属となっているが、6種は判るが2種が不明。
6種とは、ダツ、テンジクダツ、オキザヨリ、リュウキュウダツ、ハマダツ、ヒメダツ

今回ヒメダツが釣れて私が釣ったダツの仲間が4種となり、興味が一気に向いているのでまとめてみたい。

ダツ「駄津」

市場魚貝類図鑑によると、ダツの語源は「駄簀(だす)」だそうで、塩や石炭などを入れるための大きく口の開いた米の藁(わら)や葦で編んだ袋の事なんだそうだが、似ているのか?とGoogle画像検索しても駄簀では魚のダツしか出てこない・・・

ダツ
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ハマダツ
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オキザヨリ
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ヒメダツ
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なるほどね~
4種を並べてみたら明らかにヒメダツは細いんだなぁ
まあ上の3種は大きくて1m近くのものが釣れる事も多いのに対してヒメダツは小さいので判りやすいが。

テンジクダツも割と多く釣れるようだが、まだ出会っていないのか?写真も写さずに逃しているかも知れない。

それぞれを区別する手段だが


ダツはとにかく特徴がない・・・・んだけど
尾柄側面に隆起線が無い大きめのダツ。体高が尾鰭に向かうにつれて太くなっているように感じる。
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ハマダツは暗青色の横帯が見られる
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オキザヨリは独特の尾鰭の形。隆起線もくっきりだ。下顎部分が膨らんでいるようにも見える
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ヒメダツは隆起線がクッキリ。細長い。尾鰭と体の接点ラインも独特だ。
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ダツは美味しいと持ち帰る方もいるが、私は初めて釣ったハマダツを自宅でさばいた時に緑の骨を見て、それから食欲も失せて持ち帰らなくなってしまった。市場でもほとんど扱われないようだが、小骨は多いものの決して不味い魚ではないようだ。
私も食べたはずなんだけどあんまり覚えていない(^_^;)

ダツの話題としては、夜のダイビングでは気を付けろと言う話。
ライトに向かって突進してくるので突き刺さる危険があるそうだ。死亡事後も多いようなので気を付けましょう。
船で釣れる魚でもないんだけど、南の磯場で出会う機会が多い。先日YAIBAの大会でもてげてげハラさんが釣ってらっしゃいました。写真を見るとハマダツのようだけど。掛かってしまうと、ハリを飲み込んでしまっている場合は回収できないのでちょっと迷惑。ハリスも歯でザラザラになるし・・・・

(お魚深堀・7)シロサバフグ

シロサバフグは宮崎で「金フグ」と呼ばれ一般流通しているが、釣り人にとっては厄介な餌取で狙う人は少ないだろうと思う。
食用で出回るし全国で獲れるから地域の名前が多数あるが、宮崎でいうキンフグ、よりはギンフグとか、カナトという呼び名が広く使われている感じがする。
流通しているとはいえど取扱いは「フグ」で、宮崎の条例では腸は抜かれ肝だけが残された状態で出荷する事が義務付けられている。
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基礎知識
分布しているのは鹿児島県以北の日本沿岸、東シナ海。台湾、中国沿岸という事だが奄美・沖縄にはいないということかな?
厚生労働省が公開している「リスクプロファイリング」によると、まったく無毒というイメージのこの魚も、肝臓・卵巣・腸は食用不可ということになっている。成魚で35Cm程度とのことだが、以前何度かジギング釣行の際に釣れた数匹の個体は大きくて40Cmはゆうに超えていた。容姿は写真の通りで全体的に金色に照り輝く姿。九州では5~6月が産卵時期のよう。肉食の悪食で獰猛な印象だ。
漁ではワイヤーロープのはえ縄で捕える。とても歯が強く、細いワイヤーだと噛み千切るほど。

釣り
一般には狙わない魚だが、時々は外道として釣れ、割とその食味が有名な割には持ち帰られない。フグの仲間だという事で敬遠される。最近のソフトルアー・ライトジギングなどでは反応する魚だと思わるが、魚の反応があってスパっと仕掛が切れたりしたらこの魚が悪さしたのかも知れない。
以前ジギングで、目の前までジグを追ってきて、喰らいつく時の顔を今でも忘れない。普段はオチョボ口なのにガバッと大きく広げる事ができ、まさに「喰らい付く」という表現がぴったりで獰猛でオゾマシイ印象。怖い魚だ。
そんな魚だが、先日は狙ってみたらとても楽しかった。ワイヤーハリスにサバの切り身でぶっこみ釣り。置いておくとあっという間に餌は無くなる。引きずって喰らい付く反応に合わせる。船釣りの対象魚だと思っていたが先日は防波堤から。周囲にはエギングの釣り人がワンサカいたけど、この魚を狙うの我々だけだった。3名で1時間程度の間に20匹程度。時間を掛ければいくらでも釣れたが、たまたま集まっていた時期だろうと思われる。秋10月初旬から中旬という感じかも知れない。
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食味
身は他の食用フグ(トラフグ・ショウサイフグなど)と比べたら弾力には欠ける感じで旨味も少ない感じだが無味無臭でちょっと淡泊ながら普通の魚に比べると別格の弾力。鍋料理に利用されるケースが多いが先日は「コブ締め」の刺身を食べさせてもらった。
とても美味。
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※アカハタとの合わせ鍋

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「コブ締め」の刺身。見た目は鶏肉のようだ。

宮崎県の扱い
みやざき金フグ振興会という漁業グループがあり、10月から翌2月までに獲れるシロサバフグを「みやざき金ふぐ」としてブランド化している。※宮崎県水産物ブランド認証品第9号認定
その基準としては100g以上の個体で、獲れたての魚をすぐさま氷締めして鮮度を保ち、外傷がなく金色が美しいものを流通させている。一本釣り・はえ縄で獲れたものが対象で網獲れは駄目だそうだ。

※宮崎県水産物ブランド認証品
第1号・宮崎カンパチ
第2号・北浦灘アジ
第3号・門川金鱧
第4号・ひむか本サバ
第5号・宮崎かつおうみっこ節
第6号・五ヶ瀬やまめ
第7号・宮崎焼酎もろみ漬け(シイラ)
第8号・宮崎一口あわび 浦の恵
第9号・みやざき金ふぐ


見分け方
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シロサバフグは、姿形のそっくりな毒魚が仲間にいますので、よほどの自信がない限りは食べないでください。

ちなみに絵に描いてみたけどこの3種の見分け方は覚えておくべき。

シロサバフグなら・・・・
・頭部に小さい棘があるけど、これは指で触れてみないと判らないほどのもの。
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この棘がドクサバフグなら背鰭の手前まであります。
全体的に明るい印象だけど、それはドクサバフグも一緒。

クロサバフグも似ているけど尾鰭が黒っぽければ注意。ただクロサバフグは国内で獲れるものは無毒という事なので、釣れて食べて、間違っていたとしてもリスクは低いようだ。※でも食べないほうがいいですね。
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(上)シロサバフグ(下)クロサバフグ

この写真で違いが判らない方は食べないでください(^_^;)

(お魚深堀・6)イットウダイ属

そもそもが、このBLOGはお魚の知識を自分なりに蓄えたい目的と釣行記なので、釣れた魚にはこだわりたいが、先日の釣行で釣れた魚で深堀したいのがテリエビス。
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以前船夜釣りで釣れたもので、フラッシュが強すぎるのか色飛びしている感じ
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先日釣れたもの

色合いは撮影の問題・カメラの問題等があると思うのでなんとも微妙だけど、実際の色合いは下の写真が近いかな?

あまり夜釣りをしないもんだから私自身は出会う機会が少ないのだが、以前喜界島の防波堤で夜釣りをした方が、この魚ばっかり釣れて残念がっていたので、夜の友って感じなんだろう。先日同行のIHさんも夜釣りが好きな方で、この魚を見て簡単に同定された。ポイントは背鰭第一棘と二棘の間にある黒斑だが、これがあれば「テリエビス」のようだ。

そこで各種図鑑に登場する「イットウダイ属」のことだが、気になるのはイットウダイというのがまず何だ?

釣った事はないが
http://zukan.com/fish/internal865 ※WEB魚図鑑「イットウダイ」

WEB魚図鑑は投稿数が3つという事で、あまり釣れないのかも知れないし個体数も少ないのかも知れない。
気になっているのはその事よりも、なぜにイットウダイの仲間が「エビス」を名乗っているんだろうか。

このグループはイットウダイ科に属するが、その中にエビスダイ属というグループもあって、その名を持つ「エビスダイ」という魚がもっとも漁獲量が多いようで馴染みの魚だ。食卓にも普通にならぶ赤魚。つまりはエビスダイがイットウダイ科の中ではもっとも馴染み深い魚なんだろうと思われるけど、じゃあなぜにイットウダイ科なのかというと、標準和名「イットウダイ」がかなり広い分布で生息していることに由来するのも知れない。

まあ、なんのこっちゃって感じでしょうが、とにかくエビスダイに似てるから○×エビスって名が付いていった感じかな?
名前が先で、細かく特徴で細分化したらイットウダイに近いんだってことでしょう。

さてテリエビスを見分けるためには・・・

テリエビス
背鰭第一棘と二棘の間に黒斑がある(上の写真の魚は判らないけど)。背鰭の中央(ちょっと下付近に)縦帯白線が目立つ。

ニジエビス
奄美諸島以南に分布。背鰭棘条部の鰭膜が黒い

ハナエビス
大きくなる種で本土にも生息。背鰭棘条部の鰭膜にほとんど切れ込みが無い

ヒメエビス
琉球列島以南に分布。細長い感じ。背鰭棘条部が高い。

アヤメエビス
口の後方部に突起がある。体の白縦帯の幅が広い。

他に「イットウダイ」「トガリエビス」「アオスジエビス」「スミレエビス」などがグループに居るが形状や色合いが違うのでテリエビスと見間違うことはまずないだろう。
宮崎だとハナエビス・アヤメエビスあたりと区別が難しいんだろう。でもだいたいテリエビスかも知れない。

そう言えばアオスジエビスの絵って描いたな。
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テリエビスは棘がきつくて触り難いので普通はリリース対象の魚だが、たぶん赤い魚は美味しいんじゃないかと思う。ただ先日IHさんが話されてたけど、この棘に刺さるとヒリヒリが続くようで、微量の毒があるんじゃないか?って言われてた。
そんな訳でネットで調べてみたら、私が以前作っていたBLOGの中で、コメントとして知人がそんな事を書かれていた(^^ゞ
テリエビスには毒があるようだと、世界のweb魚図鑑Fishbaseでも「Venomous」つまり有毒、と書かれてます、とのこと。
たぶん大した事はないけどね。

(お魚深堀・5)フエダイ

この時期になると釣りの対象魚として想い描く魚がイサキしかりフエダイ。フエダイと言っても宮崎の釣り人には??って感じで、「シブ」とか「シブダイ」って名が浸透していて馴染みがある。
全国的な釣りの対象魚としてはマイナーで、今の時期から8月にかけて釣れる南九州の夏の魚だ。

フエダイ(笛鯛)
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船釣りが中心の方には馴染みが薄いこの魚は、6月~8月にかけて南九州(宮崎南部~鹿児島・屋久島周辺の離島)あたりが産卵にて接岸するので釣りの対象になる。主に夜釣りで狙うが昼間でも釣れる。

基礎知識
生息域は伊豆諸島、小笠原諸島、鹿島灘〜九州南岸の太平洋沿岸、播磨灘、周防灘、五島列島、屋久島、琉球列島。台湾戸の事だが、恐らく魚影が濃いのは九州南岸~屋久島の範囲だと思われる。
フエダイの仲間は世界に110種いて、日本には52種が知られているそうだ。
姿が似ていて馴染みがある魚としては、クロホシフエダイ・ロクセンフエダイなどが宮崎の沿岸でもポツポツ釣れるけど、これも仲間なのか?と思える種にはアオチビキやウメイロなども。
身体の特徴としては体側後方の側線上方部に白点がある。幼魚のほど眼下の青色線が目立つ。各鰭が黄色いという感じで、フエダイを漢字で充てると「笛鯛」だけど、名の由来はマダイのような体形だけど、ちょっと口笛を吹くような印象の尖った口先からだろう。標準和名の名付親は宮崎大学の赤崎正人博士という記事もある。とても宮崎には縁が深いと感じる。

サイズ
産卵時期に釣れるこの魚のサイズは30~45Cmほど。重量にすれば1Kg前後という感じだ。ときに3~4Kgのシブが釣れたと瀬渡し情報などにある。最大級で60Cmほどになると思われるけど、以前に比べたら大物は減ったと良く聞く。

釣り
主に岸からの夜釣りで、宮崎だと日南海岸線沿い~串間の地磯・沖磯で6月初旬から8月にかけて釣れる。鹿児島でも佐多岬周辺で釣れると思われる。鹿児島の離島(黒島・硫黄島)などに遠征しているという知人の話もよく聞く。離島に行く理由はやはり魚影が濃いという事だそうだ。宮崎の瀬渡しでは、私が最も冬のフカセ釣りでお世話になる「室丸」が、今の時期からはシブ狙いで有名で、人気瀬になるとほとんど予約は難しい。ただ瀬渡しを利用せずとも、都井岬の周辺や日南海岸でも隠れたポイントが結構有るようにも聞いている。(私は知りません(^_^;))
何度かマグレで釣れているが、昼間テトラがある防波堤のフカセ釣りで、足元でテトラの穴があるような場所で釣れたものが多い。夜釣りで釣れるのは餌取りが少ない中でこの魚は活発に捕食するからだろうが、餌はキビナゴやオキアミのボイルを利用する事が多いようだ。
釣り方は電気ウキを付けたフカセ釣りが主流だが、以前はイシダイを釣るようなブッコミ仕掛けが多かったようだ。
つまりは底付近をうろついているという事で、最近は撒餌に反応して浮いてくるという事が知られているんだろうが、フカセにしても底に近い場所が狙い目という事だ。チヌ釣りをイメージすればいいのだろうか?
夜のこの魚を狙うタックルとしては、磯竿は3~4号で、道糸・ハリスも10号前後という極太仕掛けになる。1Kg前後であればもう少し細めで良いのかも知れないが、夜の磯場って案外と大物に出くわす事が多く、特に確率が高いのは、宮崎ではタバミと呼ぶ「ハマフエフキ」の大型が掛かる可能性があるからだろう。
餌はキビナゴもいいけどウツボが居たら餌食になるそうで、硫黄島でウツボの猛攻にて、とにかく周囲のウツボをすべて釣り上げてからシブを狙うんだという話を聞いた事がある。ボイルでウキ釣りだとウツボの確率は随分と減るらしい。

食味
なぜこぞって宮崎のフカセ釣り師が夏にこの魚を狙うのかというと、むちゃくちゃ美味しいからです。
という話を聞くんだけど、実はまだ「むちゃくちゃ」ってほどの美味しさを経験してません(-_-)
30Cm程度のフエダイを釣って、一緒にカワハギも釣れて食べ比べした事はあり、その時の感想は「美味かった」です。カワハギより美味いという事は相当美味いぞって思ったけど、また食べたい、とか忘れられんってほどではない。
だけど恐らく40Cmを超すサイズになればむちゃくちゃ美味しいはずです(^^ゞそんな感想記事が多いもんね。
自分でさばいた感想としては内臓がとても綺麗だったこと。肉食魚なので磯臭さというのを全く感じず、血合いもない綺麗な身でした。そしてほのかに上品な脂。大きくなればなるほどに脂が良いのかも知れないなぁと思う。

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