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宮崎で釣り。たまには遠征したい!

いろんな魚が楽しいし、美味しく食べたい。のんびり釣りたい(^^ゞ

475.ツバメコノシロ

レア度★★★☆☆ 宮崎獲れ鮮魚店で購入


ツバメコノシロ科>ツバメコノシロ属>ツバメコノシロ
Polydactylus plebeius (Broussonet, 1782)
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2018/9/15 門川獲れ鮮魚店「マルケイ水産」にて購入 20Cm


マルケイ水産というお店はまことに楽しく、ドル箱にごった積みされている魚の中を注意深く見ていると、時々こんな魚を見かける。門川周辺の市場を駆け回って、競りを終え売れ残った魚をまとめて買い集めているんじゃないかな?と思う。
門川から宮崎は車の移動で約1時間半程度で、だいたいPM2時前後ぐらいに専用のトラックでゴソッと運ばれてきて、お店の中央にある陳列台に無造作に並べられる。PM2時過ぎだと客は業者が多い。業者とは宮崎市内で夜の飲食店を行っている方々だ。
朝市場で水揚げされた魚は鮮度が高いことをご存じなんだろう。値段も安い。顔馴染みになると予約もされているようだ。

ひとつ前に紹介したリュウキュウヨロイアジはカイワリが何匹も入ったドル箱の中に、そっくりだけどちょっと違う魚って感じで見つけたが、ツバメコノシロは別の箱の中で2匹発見。
1種類だけ・1匹だけをレジに持っていくのはちょっと恥ずかしい。2匹だと堂々とザルに入れて並ぶ。ただこのお店は魚の価格よりは処理(さばいて身を提供)費用で稼いでいると思えるので、私のように変わった魚を姿のままという客はあまり好まれないのかもしれない。それでも最近何度も通っているせいか顔を見るとニコッともされるし何より安くしてくれる。レジがおばちゃんかお姉さんだと安いが、オジサンだと高いというのがポイント(^_^;)。とにかく今回2匹買って120円。缶ジュース1本分だ。

ツバメコノシロはもっとも釣りたい魚の一つだ。宮崎に生息していて釣れるのが判っているのにまだ釣った事がない魚。意識しだしてからもう4年になる。
最初に強烈に印象に残ったのは2015年5月17日。今では様々な釣りで行動を友にするIHさんとの初対面釣行の際だ。
釣りを終えて港の定期船船付の表層にて見つけたこの3Cmほどの魚。
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あまりにも他の幼魚とは様子が違うが捕まえる事はできず望遠にて撮影
各所に問い合わせして「ツバメコノシロ」幼魚だと結論づけた。

その年の10月に行われる釣りオフ会に、私は2日目から参加したが初日に数匹釣れたそうだ。延岡市北浦の道の駅の前にある浜で、狙いはキス釣りだったが波打ち際にて釣れたそうで大きさは25Cmほど。そしてオフ会の雑談にてこの魚は10月ぐらいには浜がある宮崎の各所で釣れるという話を聞いた。間違いないのは釣れた北浦なので、翌年も翌々年(つまり昨年)も竿は出したが釣れない。多分そこそこの群れで回遊しているんだと思われるので、その群れに遭遇しないと釣れないんだと思う。いつかはまぐれで釣れるんだろうと思ったが、ちょっと諦めていた。

「あごなし」とも呼ばれるその容姿は写真の通りで、恐らくは砂地に潜む小動物を捕食しているのだろう。WEB魚図鑑に投稿されている地域は神奈川県より以南で太平洋側からのみだが、文献による地域は「南日本。インド洋・西部太平洋域」だそうだ。
死滅分散魚との事で、南で生まれた魚が潮に乗って北に来るようだ。成長すると45Cmほどになるが、日本ではさほど大きな個体は見られず30Cm前後のよう。南で居ついたものは成長するけど、北に流されてきた個体は大きくなる前に死滅してしまうってことかな。
鮮度の良いものは刺身で美味いそうで、東南アジアでは重要な食糧。日本では漁獲量が少ないため価値は低いようだ。

474.リュウキュウヨロイアジ

レア度★★★☆☆ 宮崎獲れ鮮魚店で購入


アジ科>ヨロイアジ属>リュウキュウヨロイアジ
Carangoides hedlandensis (Whitley, 1934)
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2018/9/15 門川獲れ鮮魚店「マルケイ水産」にて購入 19Cm


釣りに行かない休日の楽しみの一つがマルケイ水産を覗く事で、さすがに秋に向けて魚種も増えてきた。まあでも食用魚に限定されるわけだから個性的なレア魚というのはほとんど無いというか、行っても初めて見る魚も少なくなってきた今日この頃だが・・・

ありました(^^)しかも2種。いずれも気になっていた手に入れたい魚だ。
1種はまた魚紹介しますが、今回はこれ。「リュウキュウヨロイアジ」
この魚は船釣りでも釣った事がなく珍しいと思われるけど、宮崎では案外とスーパーなどで売っているらしい。(とM大学の講師・Drムラニィに聞いた)宮崎では割とポピュラーな魚で、M大学が昨年作ったポスターにも掲載されている。ヒラアジ系の若魚を宮崎では「エバ」というが、岸から釣れるロウニンアジ・オニヒラアジ・ギンガメアジの若魚の事であったり沖で獲れるカイワリとこの魚の事もエバだ。

相模湾以南の太平洋岸、山口県日本海、九州西岸、琉球列島。~台湾、南シナ海、インド-太平洋に生息しているそうだが、WEB魚図鑑に投稿されている数は少なく主に南のエリアが多い。また海外、フィリピンからも投稿されている魚のサイズは大きく45Cmというものもある。そして大型ほど背鰭・臀鰭の軟条が糸状に長く伸びるよう。

美味しい魚という評価もある一方で、まとまって獲れないので市場価格は低く雑魚扱いされて処分されることもあるようだ。

この魚の購入価格も2匹で120円でした。つまり1匹60円換算かな?商売にならない値段(^^)

473.オイカワ

レア度★☆☆☆☆ 川の魚


コイ科>ハス属>オイカワ
Opsariichthys platypus (Temminck and Schlegel, 1846)
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あまり綺麗な写真ではないのですが・・・オイカワ
子供の頃からコイ・フナと並ぶ馴染みの魚だが、このブログでまだ紹介できていない。まあコイもブラックバスもまだなんだが。
いつでも紹介できるだろうと思っていたが473種目となってしまった。しかも釣魚でもなく水槽の魚の写真だ。
美しい、青い水彩絵の具を背中から垂らしたような(上の写真)個体が雄で、頭が黒くなっていてブツブツと追星が出ている事から産卵時期であることを示している。
オイカワというより「ハエ」と子供の頃は呼んでいた。近くの川によくこの魚を釣りに行った。
沢山釣れる魚としてはこれと「ムッゴロ」と「アブラメ」で、ムッゴロは標準和名だと「カワムツ」で、アブラメは「タカハヤ」だ。

あまりにも思い出があるこの魚だが最近釣り魚として見る機会がない。狙って釣りもしていない。
釣りは子供の頃はそれしか遊びがない、ぐらいの地区だったのでよく行った。暇があれば釣りで、道具は昔から自宅にあった竹の継竿(親父が使っていたもの)に、ハリスとか道糸なんて意識もせずに釣り用の糸みたいなものも自宅にあり、ウキはトウガラシウキとカミツブシ錘と、餌は味噌とメリケン粉を混ぜて作ったもので、一通りの道具はいつも常備されていた。(親父もよく行っていたので)。地域に1箇所釣具店もあり、川釣り用の道具は置いてあった。足りないものはそこに買いにいっていたし、小遣いで買える程度だった。竹竿だって2~3百円ぐらいだったと思う。
ウキ釣りがスタートだったが、その後数を釣るための工夫とか手軽に釣る工夫など、自分が成長するにつれて釣りも進化した。
オランダ釣りであったり毛バリ釣りであったり。
親父は投網をしていたのでまとめて獲り、それを燻製にして食材となっていた。投網のメインターゲットだったが、オイカワが一番美味しく、他に獲れた「イダ子」と呼んでいた標準和名ウグイの小魚とカワムツは持ち帰り、タカハヤはリリースしていた。
小学校の高学年の頃には、中学校教員だった親父と夏休みによく西米良村の川に、これ狙いで行っていたが ※詳しくは「親父の追悼」にて
とにかく馴染みがある魚だ。だけどホントに見なくなった。

この魚は恐らく幼少期に触れられた方も多いと思うが、しいて特徴を上げるならその生息域なんだが、全国区と思いきや関東以西であり九州だと北部に分布だそうだけど、ちょっと引っ掛かるなぁ。以西と以南って違うのか?九州北部とあるが私が住んでいた地域は宮崎県えびの市で九州の南なんだが、はて。九州と言えば沖縄まで入るとすれば確かに北部かも知れないけど。

子供の頃には馴染みのこの魚も、このブログを記載しだしてから行った数えるほどの川釣りで釣れていない。もっと簡単に釣れると思っていたが個体数が減っているのかたまたま私の幼少期は近くの川に多かっただけなんだろうか。
・・・やっぱり少なくなっていると感じるし川は変化している気もする。
護岸の整備により稚魚が住む藻場の減少であったり外来種に生息域を乗っ取られたり。
オイカワの住む条件の1つは水が綺麗なこと、なんだそうだ。以前よりは家庭の排水垂れ流しは改善されていると思うが、問題だと思うのは農業用の薬剤が流れ込む事。私が子供の頃(40年以上前)とは違うんだろうなと思う。

472.ハダカエソ

レア度★★★★★ 鹿児島・錦江湾の釣り筏で釣れた魚


ハダカエソ科>ハダカエソ属>ハダカエソ
Lestrolepis japonica (Tanaka, 1908)
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2018/8/26 18Cm 錦江湾・福山町筏・水深55m


夜の釣り筏で、4名の釣りなら四方の1辺を個人で自由に使えますが、私の横で釣っていた年齢不詳だけど結構若いのかな?(30歳ぐらい?)と思しき常連釣り人は、夕方は細い仕掛で小魚を釣って、もう1本天秤仕掛で大物を狙っている感じだったが、夜になると細仕掛からジグサビキに変更されサバを入れ食いさせてました。私同様に釣り魚の種数に興味がある雰囲気で、筏では50種類も釣っているそうで、ほぼ毎週乗ってらっしゃるそうだ。終了時刻間際に釣れたか質問したら「時々釣れるんですけど名前が判らない魚がいるんですよね~」と、クーラーボックスのサバの山の中から取り出してくれたのが写真の魚だ。

がび~ん!

なんだこれ(@_@)
これぞ小槌で頭を叩かれた感覚。そこそこにどんな魚でも、魚名は判らなくてもグループぐらいは判ると自負するぐらいに魚とは触れ合ってきたつもりだったが・・・・判らん!
もう釣りどころではありません。陸から離れた筏とは言えど携帯通信は可能なのでタブレットも使え、とにかく調べてみる。一緒に釣っていたIHさんも私同様の心境だったようで調べられている。こうなるとどちらが先に判るか競争・・・ぐらいの勢いだったけど、さすがに勝てません。IHさんが見つけて「これじゃないですか?」って言ったその名が「ハダカエソ」!
個人的には「イカナゴ」に近いのかな?とか、カマスのグループじゃないのか?とか、そんなところからアプローチしてみたが、なんとエソ
サイズは18Cmで大きくもないのだが、幼体(レプトケファルス)としては随分大きく、このサイズにして透明な身を持っているのが強烈な違和感だ。写真では氷漬けにされていたせいか白濁化しているが、釣れてすぐにはもっと透き通った姿なんだそうで、この夜は1匹だけだが何度か釣られたことがあるようだ。そして基本的には食べる方で、何でも持ち帰るよう。

さて魚名は判りました。エソとは名がつくが、いわゆるマエソ・ワニエソなどの「エソ科」ではなく、その名の由来は恐らくだが醜い姿をしている様子からだと伺える。エソって「壊疽」・・・・つまり体組織が腐敗してしまった状態を表すわけで、魚にとって喜ばしい名じゃないことは確かだけど、しかも透き通っているから「裸」。漢字で書けば「裸壊疽」なんてことになるけどエソにそんな漢字は充てられてません。とにかく透明な、微妙な姿の魚ってことだと思います。

WEB魚図鑑によると、身体的な特徴としては「側線域を除いて鱗がなく、眼の直前に黒い小乳頭状突起があること、頭部から腹鰭まで、腹中線に沿って2本の管状発光体がある」そうで、また調べていくと実はハダカエソ科も数種あるようで、軟条数など数えなくてはならないんだけど無理~。ついてはハダカエソ科の魚と紹介するべきなんだが、まあここはハダカエソってことでいいでしょう。多分他のハダカエソ科の仲間と出会う機会は恐らく今後一度もないでしょう。

私が持つ書籍類だと「鹿児島湾の魚類」という本には載っているけど、他の書物では見かけないのでやはりレア魚だと言えます。

471.ホタルジャコ

レア度★★★★☆ 鹿児島・錦江湾の釣り筏で釣れた魚


ホタルジャコ科>ホタルジャコ属>ホタルジャコ
Acropoma japonicum Günther, 1859
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2018/8/26 釣り人IHさん 15Cm 錦江湾・福山町筏・水深55m


釣れたとき、これはもしやあの「ノドグロ」なのではないか・・・・釣ったIHさんと会話し色めき立ちました。口の中を見ると黒いし、15Cmほどと小さいけれど、まあそうなんだろうと思っていた。
少しばかり時間を置いて、IHさんがネット(タブレット)で調べて「ああ~これですね~」っていう。ホタルジャコ
確かに。ネットに上がっているホタルジャコの写真と比較すると紛れもなくという感じだ。
その時私は「ああでも、ノドグロの仲間だから美味しいんでしょう」と言ったけど、今思えばなぜにそう言い切れたのか不思議だ。単純に口の中が黒かったからかもしれない。何となく頭の片隅に情報が残っていたのかもしれない。
ブログの記載にあたり色々と調べてみると、その名の由来が見えてくるが、漢字なら「蛍雑魚」ということになると思う。
ホタルとはこの魚は海中ではお腹の部分が光っているからのようで、雑魚とは・・・まあそういうことなんでしょう。
お腹が光るというのは肛門付近の筋肉に発光バクテリアがいて共生しているんだそうで、海中で光っているのは危険な感じもするけど実際は水深が200mぐらいまでならわずかな光が差し込んでいて、その光と同化することにより姿が消える・・・らしいのです。
身を守るために光るんですね。
ジャコと言われる魚は群れ成している印象だけど、この魚もしかりで漁であればそれなりの数で獲れるようだ。小魚で加工が面倒なようで、扱われ方は骨ごと砕いて練り物の原料にする。味は良い。「ジャコ天」と言われる天ぷらはこの魚の事を本来は指すようだけど、「ちりめんジャコ」と言われるカタクチイワシを中心にした魚の幼魚の天ぷらをジャコ天というのが今は一般的。
※ジャコ天は宮崎でも普通にそのように呼ぶので全国共通だと思っていたけど、どうも発祥は四国愛媛の宇和島発のようです。
水深35~130mの中・低層に住むそうだ。

写真を並べてみると
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下がノドグロ(アカムツ)

尾鰭の形は全く違うんだな。ホタルジャコの、数多く出回っているネットの写真ではいずれも顔の下顎の部分のガクガクした感じが気になるんだが、逆にそれが特徴なのかもしれません。
ハネダホタルジャコという種もいて、極めて似ているけど肛門の位置が違うんだそうで、腹鰭の先端より前にあるのがこの魚で、先端より出ているのがハネダホタルジャコ。

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