宮崎で釣り。たまには遠征したい!

いろんな魚が楽しいし、美味しく食べたい。のんびり釣りたい(^^ゞ

436.サツマカサゴ

レア度★★★★☆ 鹿児島(錦江湾)で見た魚


フサカサゴ科>オニカサゴ属>サツマカサゴ
Scorpaenopsis neglecta (Heckel, 1837)
P9180557s.jpg
2017年9月18日 錦江湾福山港 約25Cm


見た瞬間に大きな違和感があったカサゴ系統の魚。直ぐにサツマカサゴという名が出てきた。
写真を写すときにそのポッコリお腹を見てもう間違いないと思った。
けれども自宅で調べてみると、案外と確証を得られない。きちんと写しておくべきだったのは胸鰭の裏側で、根元に黒班があればジャストミート!だったのだが。
似たような魚と見分けるなら以下の部分がポイントらしい。
・サツマカサゴとマルスベカサゴは形態的に似ているが、頭部各棘が鋸歯状なのがサツマカサゴで、違うのがマルスベカサゴ
・ニライカサゴという魚にも似ているが、背鰭の起点あたりが盛り上がっているのがニライで、以前はセムシカサゴとも言われたようだ。写真の魚はさほど盛り上がっていない。

実物を持ち帰って詳細に調べられれば良かったが、暫定的にこのブログではサツマカサゴとして紹介します。

初めてこの魚の名を聞いたのは、まだ釣りサンデー社があった時の社長「小西英人」さんが大阪から車を走らせて、内之浦釣行に来られたとき。この釣行の際の事を「九州は大陸だ」と表された。車でいつまで走っても海が見えてこない。そんな場所が九州なんだそうだ。
私が同行したわけではないが、のちに雑談の機会があって、内之浦での狙いは大キスだけど、夜釣りでブッコミ仕掛けにこれが釣れたそうだ。
写真を見せてもらって、なんて貫禄ある姿なんだろうと思った。写真だけ見たら大きく見えたので、それ以来この魚は40~50Cmほどなんだろうと想像していたけど、上記の写真の魚は25Cm程度で、まあまあサイズなんだろうと思いきや、調べる内にこれがMAXサイズぐらいなんだと理解できた。文献によりけりだが、だいたい18Cm程度と書いてある。中には25Cmと表記があるので、写真魚が成魚サイズなんだろうと納得できたが、18Cmとの記載を見るにつけて、だんだんとこれはサツマではなく別種かも知れないと思い出した(実際そうかもしれないけど)

フサカサゴ科の魚はだいたい立派な胸鰭を持っていて、釣れたときは威嚇なのか緊張なのかこれをガバッと広げるので横たわらず写真を写すのは苦労する。その中でもこの魚はとくに鰭が大きいと感じた。

以前釣れたオニカサゴ属と写真比較すると・・・
P9180557s.jpg
2011040204.jpg

こうやって比較すると、背中は盛り上がってないと記述したけど、いやいや随分と盛り上がっているぞ。
もしかしたらニライカサゴの可能性もあるか・・・などと思いつつ、ニライカサゴの写真を見たら全く容姿は違いました。
やっぱりサツマ・・・・(^_^;)

435.セミホウボウ

レア度★★★★☆ 宮崎の魚(307種目)


セミホウボウ科>セミホウボウ属>セミホウボウ
Dactyloptena orientalis (Cuvier, 1829)
P9020470s.jpg
P9020482s.jpg
P9020483s.jpg
2017/9/2 門川獲れ魚を販売するマルケイ水産にて購入 28Cm


鮮魚店でこんな魚が置いてあったら、もう買うしかありません。お宝発見って感じです(^_^;)
セミホウボウだ・・・。実物を水族館でも見たことない。魚図鑑を眺めていたら、否応なく頭に入ってくる魚。誰が名づけたのかセミホウボウ。ホウボウみたいだけどセミのような頭だ。

個人的にはトビウオはトビウオ。ボラはボラ・・・同様にセミホウボウはセミホウボウ、だと思っていたんだけど、別用でメッセンジャーで天才MS君と会話していて、この魚の写真を送ったら、セミホウボウの仲間だというご返事。仲間って事はセミホウボウではないんだな(^_^;)

現物があるなら詳しく見てみてくださいということで・・・同定のポイントをご教授頂きました。

・まず頭の先の長い遊離棘と軟条背鰭の間に小さい遊離棘がなければ「ホシセミホウボウ」
あるのでホシセミホウボウではない

・吻が長ければセミホウボウで、短ければオキセミホウボウ
これは判らん・・・

・臀鰭(しりびれ)に1黒班があればセミホウボウ
これが微妙だが、薄くあるように見える

って事で自分の見立てでは「セミホウボウ」になりました。MS君はたぶん「オキセミホウボウ」ではないか?と思っていたのかも知れないけど。

セミホウボウに種類があるなんて思ってもいなかった・・・

南日本。~ハワイ諸島、インド・西太平洋域。に生息とのことだ。WEB魚図鑑への投稿は圧倒的に高知以南からだ。
容姿で驚くのが、顎の部分の棘だ。刺さると危険だ。全体の愛嬌ある様子に反して鋭い。
表面は固い。全体を甲羅に覆われている感じだ。鱗ではない。もう魚類ではなくて甲殻類という印象だ。
写真のように大きな胸鰭を持ち、これを広げると中央付近に黒班があって大型魚の目玉のように見え、捕食者から身を守る役割があるようだ。
食用にされるようだが漁獲量は少なく市場ではほとんど出回らない。またホウボウに比べると味は落ちるそうだ。

434.ヒゲソリダイ

レア度★★★☆☆ 宮崎の魚(306種目)


イサキ科>ヒゲダイ属>ヒゲソリダイ
Hapalogenys nigripinnis (Schlegel in Temminck and Schlegel, 1843)
P9020459s.jpg
2017/9/2 門川獲れ魚を販売するマルケイ水産にて購入 23Cm


ヒゲソリダイ・・・その名の由来は
P9020464s.jpg
写真のような、アゴ下の髭を剃った後のような突起があるからです。

ヒゲダイ属なんだが、ヒゲダイというのは顎に立派な髭を蓄えていて、形は似ている。ただヒゲダイの方がもっと左右から押しつぶしたような歪な姿だ。体の模様はいずれも暗色の斜走帯が2本ある。
現在この魚の学名で使われているHapalogenys nigripinnisは元々ヒゲダイに使われていたそうで、現在のヒゲダイの学名はHapalogenys senninだそうだ。天才MS君に教えてもらいました。

ちなみにヒゲダイの髭は
20152504.jpg
ヒゲソリ前って感じ

ヒゲダイ属にはヒゲダイ・ヒゲソリダイの他にセトダイ・シマセトダイと言う魚がいるけど、セトダイは広島や岡山などで獲れている。瀬戸内海で出る魚だからセトダイ?それに対してシマセトダイは宮崎からも出ている。数はかなり少ないようだ。
ヒゲダイとヒゲソリダイは数は少ないものの流通もしていて、いずれも青森から南の本土(九州まで)は居る魚のようだ。
そして味も良い。以前ヒゲソリダイの刺身は食べた事があるが美味。普段は珍しい魚の写真は残していて、その時も写したような気がするんだけど見当たらない。

写真で比較すれば一目だが、実物を見ると「コショウダイ」と見間違う。上の写真では判り難いけど、薄らと斜線が見える。個の斜線はコショウダイの特徴でもあり、ステージ(成長度合)によってはこんな形なんじゃないかと迷ってしまう。
髭があるかどうか調べればよいけど、写真の髭も見た目にも、触れてみてもあるかどうか、ぐらいに判らなかった。
個人的にはタラコ唇を持つのがコショウダイで、そうでなければこれらの魚だと判断している(^_^;)

433.マイワシ

レア度★★☆☆☆ 宮崎の魚


ニシン科>マイワシ属>マイワシ
Sardinops melanostictus (Temminck and Schlegel, 1846)
P9020455s.jpg
2017/9/2 門川獲れ魚を販売するマルケイ水産にて購入 16Cm


暇な休みの日は最近は全く無気力で、映画を観る・ショッピング・絵画鑑賞・温泉・美味しいものを食べる、など今まで普通にやってきたことがとにかくどうでも良い。老化現象なんだろうなぁ。
ただ1つ意欲があることが鮮魚店に行ってみる事で、2日土曜日も昼過ぎに自宅を出て、ぶらりと行ってみた。
鮮魚店に行ったときに買いたい魚の第一候補が写真の「マイワシ」なのだが、今までほとんど機会が無かった。
購入ができる魚があるときにこれは無くて、こればかりあっても欲しい他の魚が無いという繰り返し。大きい個体は不要だし、これ1匹をレジに持っていくのが恥ずかしかったが、2日はついに買えた。まず目についたのがセミホウボウで、他にヒゲソリダイも。
3匹買って342円だった。セミホウボウはまあまあ大きく28Cmほどで、重量もあったので怖かった(金額が)けど、やっぱりリーズナブルだと感じる。ちなみにこのお店は、朝、門川町付近の数か所の港で買い付けて宮崎まで運んでくる。昼の2時ぐらいにトラックが到着するが、到着の時刻には購入客の行列ができている。料理店の買い付けだ。市場で購入するより新鮮で安いという。

宮崎の北方の延岡市北浦町は日本有数のイワシの産地だ。イワシと言えばマイワシ・ウルメイワシ・カタクチイワシだが、ウルメイワシとカタクチイワシは防波堤で釣った事があるけどマイワシは無い。大量に獲れるけどちょっとばかり沖の魚なのか、はたまた県北に行けば釣れるのか判らないけど、今だに釣魚として出会ってはいない。

特徴は小黒班が並んであること。1列であったり数列もあるし、黒班がない個体もあるようだ。
大きなものは30Cmほどにもなる。新鮮なら刺身でも食べられるし美味いのだが、鮮度を保った個体を手に入れるのが至難。でも最近は流通が発達しているので刺身も多い印象だ。

432.ヒメコトヒキ

レア度★★★★☆ 宮崎で獲れた魚
My釣魚326種目


シマイサキ科>コトヒキ属>ヒメコトヒキ
Terapon theraps Cuvier, 1829
P8260436s.jpg
2017/8/26 延岡市赤水地区 約10Cm


大きな期待もせずに、何気なく虫エサを準備して行った延岡市赤水の防波堤で、最初は足元に見える魚を狙うとクロホシイシモチ&ニシキベラ。これらはいつも活性が高くてうんざりする。しかたなく胴突の仕掛を投げてみる。岩場だとあっという間に根掛かりだが、砂地なら楽しめる。でも砂地の場合は全く反応が無い時にツライ。
でもこの日は面白かった。ほぼ完全安打。最初にマダイの子が釣れて、ヒイラギが釣れて、トラギスが釣れて、オオモンハタが釣れて、ついには宮崎では初めて釣ったアオハタ。その後もマダイとヒイラギが連続で魚影がとてつもなく濃い。何処に投げても釣れる。ついには5本のハリが付いた胴突仕掛に5匹のヒイラギが釣れて、地合突入という感じ。
ちょっと場所を変えたけどまたブルブルブル・・・またヒイラギ一荷かな?
ところが見えた魚はウリボウ(イサキの若魚)っぽい。3匹くっ付いている。
なんだ、スミヤキ(コトヒキの若魚を宮崎ではそう呼ぶ)か・・・・と思ったが、それにしてはスジが真っ直ぐだ。コトヒキは上の線がカーブを描いていたはず。
目の前がM大学の延岡の魚を扱う設備で、グッドタイミングで学生のOG君がやってきて、釣れた3匹を持っていって調べてくれた。
ヒメコトヒキですね~。そうだろうと思ったが初めて見るので自信もない。

ヒメコトヒキは、以前門川で漁に携わる海猿さんがWEB魚図鑑に投稿されているのを見ていて、その存在を知ってはいたけれども、こんな感じで出会えるとは夢にも思ってなかった。しかも3匹・・・たまたま群れの中に餌が飛び込んでいったんだろうなぁ。
魚は標本化される予定です。

シマイサキ科の魚は種数は少なく、シマイサキとコトヒキ、そしてこのヒメコトヒキと「ヨスジシマイサキ」があるが、ヨスジ・・・は分布が南日本~となっているけど、WEB魚図鑑に投稿されているエリアは沖縄・石垣・フィリピンなど。
宮崎で出て欲しい魚だ。沖縄にはニセシマイサキと言う魚もいるようだが、本土では難しいようだ。

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