宮崎で釣り。たまには遠征したい!

いろんな魚が楽しいし、美味しく食べたい。のんびり釣りたい(^^ゞ

447.ミナミイケカツオ

レア度★★★☆☆ 宮崎で獲れる魚


アジ科>イケカツオ属>ミナミイケカツオ
Scomberoides tol (Cuvier,1832)
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2017/11/4 門川獲れ鮮魚を販売するマルケイ水産で購入 約23Cm


まずは以前調べていたこの魚の特徴について
成魚では、体に楕円型の暗黒班が縦に1列5~8個並ぶ。イケカツオは二列でミナミイケカツオは一列。またイケカツオの方が口が大きく、上顎後端は眼の後縁の下あたりに達する。ミナミイケカツオは瞳孔の後縁の下あたりという違い。
3Cm程度の幼魚のうちなら黒斑が黒目より大きいとミナミイケカツオ,黒目より小さいとイケカツオということで判断できるようだ。

という訳でこの魚はイケカツオかミナミイケカツオのどちらかだろうと思って購入したが、上記の特徴から察するにミナミイケカツオ。
薄くて判りずらいけど、体の暗黒班が一列で口が小さい。
成魚になると50Cm程度のようだ。茨城県以南の太平洋側に住むそうだが、成魚になるほど南方にいるようだ。
宮崎で販売されている個体はだいたい25Cm前後の成長途中という感じ。沢山販売されている魚ではないが、時々雑魚が入ったドル箱の中に何匹か混じっている。

写真を写す際に驚いた特徴
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背中にある棘が互い違いに向いていて、まあクロスしているという感じだ。
前回釣りのオフ会があった際にルアーマンの大ちゃんが、「棘がクロスしている魚知ってます?」と聞いてきた。
その時は検討もつかなかったんだけど、この棘を見てピンときた。この魚の事を言ってたんだなぁ。

そこで直ぐに大ちゃんに連絡した。イケカツオって魚をネットで調べてみてくださいと。
間違いなかったようで、これですとの返事を頂いた。以前港でこの魚の幼魚群れが集まっているのを見たことがあるそうだ。

食べてはいないけど、ネットで調べた感じだとアジ類の身に近いようで美味いけどちょっと淡泊という評価を見た。
これまた安定的に獲れる魚ではないので安値取引されているそうだ。つまり安くて美味しい魚の1つ。

446.ゴテンアナゴ

レア度★★★☆☆ 宮崎で獲れる魚


アナゴ科>ゴテンアナゴ属>ゴテンアナゴ
Ariosoma meeki (Jordan and Snyder, 1900)
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2017/11/4 門川獲れ鮮魚を販売するマルケイ水産で購入 約45Cm


前日投稿したトビハタに続き、購入魚3種の内の2種目です。
数匹残っていた中で1匹だけ小ぶりの個体があってそれを購入。重量売りなので小さい方が安いのです。
ただドル箱の下の方にあって潰れていて、特に顔が判別できるのか?というぐらいにグッシャリしていたけど、明らかに他のアナゴ類とは違う白っぽい魚体色。上顎が出ていることと、最大の特徴である目の上下の小黒点もぼんやりだけど見える。
マルケイ水産では割と毎度置いてあって珍しい魚という印象ではない。ただ普通のアナゴよりは少な目という感じだ。

WEB魚図鑑記載の分布は「青森県~九州、種子島までの各地沿岸、東シナ海。~澎湖諸島、中国、海南島。」
普通に何処にでもいるってことだな。
成長しても60Cm程度

漁業対象魚としてはまとまって獲れないので価格は不安定で、割と安めらしいが美味しい魚だそうだ。
料理はアナゴ料理と同様。

ゴテンの名の由来は「御殿」で、仕えた女官の眉墨の様子がこの魚の目の周囲の雰囲気に似ていることから名づけられたようだ。
地方名としてはギンアナゴとかシロアナゴ(兵庫県明石)などと呼ばれているよう。

445.トビハタ

レア度★★★★☆ 宮崎で獲れる魚


ハタ科>トビハタ属>トビハタ
Triso dermopterus (Temminck and Schlegel, 1842)
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2017/11/4 門川獲れ鮮魚を販売するマルケイ水産で購入 24Cm


三連休の最終日に、いつも覗くマルケイ水産に寄ってみた。時間が遅かったせいか棚に並ぶ魚は少なかったものの、この魚が数匹散らばっていた。トビハタ。

本当は釣りたい魚で、時々乗せてもらう遊漁船せいゆう丸で、恐らく狭い範囲なんだけどポツンと釣れている。せいゆう丸が更新されている日記を日々見ているが、この魚が釣れていると羨ましい。いつか自分で釣りたいと思っていた。

マルケイ水産に居たのはまだまだ若魚サイズで、写真の魚が24Cmだが、20~25Cmほどの個体が置いてあった。だいたい7~8匹というところ。結構まとまって獲れるんだな。若いうちは群れているんだろうか?
釣魚としてはだいたい40~50Cmほどが釣れていて、単発で釣れているので群れてはいないんだろうと想像する。成魚で50Cmほど。以前せいゆう丸船長に余っている魚があれば欲しいとお願いした事があったが、美味しいという話が船内では広まっており、だいたい持ち帰りされるそうだ。
まとまって獲れる魚ではないので、市場だと雑魚扱いで安いらしい。実際この魚も別に2匹の計3匹買って合計200円ちょっと。小さいとは言えど安すぎ。きちんとした目利きができれば安くて美味しい魚を手に入れることもできるわけだ。これは買い得です。

南日本、小笠原諸島。西部太平洋、西オーストラリア。沿岸浅所~深所の岩礁域にすむそうだが琉球半島にはいないそうだ。

この容姿からハタ科の魚とは思われず、変わった、メジナのような魚が釣れたという話を何度か聞いたが、だいたいこれだ。

444.ミナミイスズミ

レア度★★★☆☆ 宮崎で釣れた魚
My釣魚333種目


イスズミ科>イスズミ属>ミナミイスズミ
Kyphosus pacificus Sakai and Nakabo, 2004
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2017/11/3 串間市荒崎 25Cm


宮崎でイスズミの仲間は3種いて、標準和名だと「イスズミ」「ノトイスズミ」「テンジクイサキ」で、いずれも釣人はシツオと呼ぶ。
釣れた際に興奮するのか威嚇なのか、糞を垂れるので失禁の男で「シツオ」なんだろうけど、糞まみれになるから基本的には喜ばれないどころか酷い仕打ちを受けることもある可哀そうなグループなんだけど、これを見分ける釣り人は少ない。
だけど好んで食べる人もいる。以前、ルール無視の瀬渡しをする南郷の「つかさ丸」※今はたぶん廃業されている、の船長が、「シツオが釣れたら持って帰ってきて俺にくれ」と言われていた。とても美味しくて好きなんだそうで、何で釣り人は捨てるのか?と愚痴ってらっしゃった。

ところで3種だと思っていた宮崎のイスズミ属なんだけど、もしかしたら4種目なのか?と思う個体が釣れた。
その名も「ミナミイスズミ」だ。写真の魚がその個体だ。
WEB魚図鑑によれば、ノトイスズミは本種にそっくりであるが、本種では鰓耙数が26-29と多く(ノトイスズミは21-24)、吻が長く少し尖るのも特徴ということ。鰓耙(さいは)って鰓(えら)の内側にある、吸い込んだ水の中から異物と食物を分離する濾過(ろか)器官なので、取り出すためには魚を殺さないといけないんだけど、そこまでして見分けるつもりもないので、つまりこの個体がミナミイスズミだという確証は得ていない。

シツオ3種の同定にはまあまあ私は自信があるんだけど、時々悩ましい時がある。
この個体がそうで、まず体色が普通のイスズミではない。イスズミは煌びやかな感じだ。
するとテンジクイサキなのか?と背鰭・臀鰭(しりびれ)の形を見るが、それも違うようだ。
そうなるとノトイスズミなんだが、それにしては明るい感じだし吻(くちさき)の長さもノトイスズミより随分長いように感じる。
そして持ち帰った写真でネットにあるミナミイスズミと比較してみるが、うむ、だいたい近いかも。
そんな訳でとりあえずミナミイスズミとして紹介致します。

WEB魚図鑑に投稿されている魚を見ると、小笠原や父島などの離島とか、奄美・与那国・西表などの南方が多く、本土からは無い。南の離島でフカセ釣りなどすると、これが群れて寄ってきて、それを狙ってサメが寄ってくるという話は良く聞く。
南の磯場ではとてもポピュラーな魚だが、本土にはたぶん生息しないんだろう、ぐらいに思っていた。

でも今まで何度かこんな迷いの経験はある。普通のイスズミなのかノトなのか?
そんな時の選択枝として、ミナミもあると考えたほうが良さそうだ。

4種を並べてみると
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(上)ミナミイスズミ(下)イスズミで、これは明らかに体色が違う
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この汚れた感じこそノトイスズミ
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テンジクイサキは背鰭・臀鰭(しりびれ)が広がります

こうやって並べてみると、尚更別種って感じがするなぁ。

443.オニカマス

レア度★★★★☆ 宮崎にいる魚


カマス科>カマス属>オニカマス
Sphyraena barracuda (Edwards, 1771)
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2017/10/14 北浦・熊野江 約20Cm 釣り人・大ちゃん


釣りのオフ会で唯一このブログに追加紹介できる魚になりました。
ルアーフィッシィングにて釣れたこの魚は、そのエリアの達人・大ちゃんも初めて釣ったとの事だった。オフ会にはM大のメンバーも参加するので標本用として確保。確かに普通のカマス科と比べると、小さくても迫力ある顔付に感じる。
たとえばタイワンカマスだと
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ヤマトカマスは
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など

何が違うのか注意深く見ると、まずは体に暗色横帯がある事だが、これは普通のカマス科にもあるように見える時もある。
たぶん大ちゃんが一瞬で「オニカマス」だと区別したのは眼付なんだろうと思う。タイワンカマスやヤマトカマスの写真と比べて迫力を感じるのは眼の周囲の黒エリアというか高圧的な雰囲気かな?と思う。

ところがこの魚を実際にM大メンバーに見せると、「オオカマス」との事だった。尾鰭の形状で判るそうだが、オニカマスは尾鰭の中心が特徴的で、この個体はその特徴が出て無い事からオオカマスだろうとのこと。追及すればオオカマスは側線有孔鱗数が124-134。オニカマスだと85-87と明らかに少ないため確かなものになるんだが、つまりはオニカマスの方が鱗が粗いという事だろう。
オニカマスとオオカマスは見ただけでは区別が難しい魚のようだ。

一旦オオカマスで決着したんだが、遅れて到着した院生の「学生のドン」君が現物を見て、これはオニカマスです・・・とのこと。
小さい個体の内は尾鰭の形状では区別できないそうだ。では何を根拠にオニカマスなのかは聞けなかったんだけど、サンプルとしては珍しいようで、普段宮崎で獲れるオニカマスは10Cm未満ほどの幼魚か、150Cmにもなるような大型のいずれかだそうで、中間サイズが無いんだそうだ。

この魚の特徴は大型である事。カマス科の中で最も大きく150Cmに達する。獰猛な雰囲気の顔付とサイズで「鬼」と名付けられたんだろうが、毒カマスとも言われる。それはこの魚がシガテラ毒を持つ事でも知られているためだ。
シガテラは魚が食べるものによって蓄積されるものなので地域差はあると思われるが、オニカマスが普通に獲れるのは沖縄あたり。宮崎では稀で個体数は少ないだろう。

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