宮崎で釣り。たまには遠征したい!

いろんな魚が楽しいし、美味しく食べたい。のんびり釣りたい(^^ゞ

385.ハガツオ

レア度★★★☆☆ 宮崎の魚(門川獲れ鮮魚店で購入)


サバ科>ハガツオ属>ハガツオ
Sarda orientalis (Temminck and Schlegel, 1844)
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2017/4/2 マルケイ水産購入※門川獲れ 22Cm

暇を持て余して行ったマルケイ水産では、とりあえず買いたい魚がある。マイワシだ。
まだBLOGで紹介できていないが釣った事もない。もちろんスーパーの鮮魚コーナーなどではよく見かけるが産地が微妙なので買わない。宮崎県北の北浦は日本でも有数のマイワシの漁業基地だが、獲れるのは随分と沖の方で防波堤などで時々は稚魚が廻ってくるのかも知れないけど遭遇した事はない。カタクチイワシやウルメイワシは多いのだが。

マルケイ水産では行けば3回に1度ぐらい見かけるのだが、小さい個体が多いのでそれ1匹だけを買う事にいつも躊躇していて今だに手に入れていない。今度こそ・・・という思いでお店に入ったが先週はいなかった。いつも夕方近くに行くので魚が随分少なくなっているんだけど安く手に入れられる。しかも売れ残りというのは変わった魚が多い。この日もそんな感じで何匹かの長物(アナゴ類)とかアンコウの小型とか。4~5匹の昨日紹介したガンゾウビラメと3匹ぐらいこの魚があった。
これ!?・・・なんだ?とりあえず買って見る事にする。

レジにいるハタチちょっとぐらいかな?と思うオネーさんにカゴに入れた2匹を渡すが魚によって値付けが違うようで、この魚はいくらなのか判らなかったようで横奥で魚を処理する店主?に大声で聞いたけれども判らないらしく「これはタダでいいです」
やった!つまりはヒラメの値段だけだ。それにしても勝手にタダと決められる権限を持つこのオネーさんは店主の娘さんなのか?
どうでもいいな。2匹で160円は缶コーヒー1本ぐらいだ。得々気分で自宅に戻るが、それにしてもこの魚なんだろう・・・

自宅に戻り調べてみる。見た事はないが頭に描いたのは「ニジョウサバ」
背鰭と尻鰭の後ろに小離鰭(しょうりき)が並んでいるのでサバ科であろうという想像はしていたのだが、ニジョウサバを調べてみると全く別物だ。困った時の「WEB魚図鑑」で探すものの該当する魚が判らない。
小さい割には精悍な顔立ちだなと、そんな魚はどれだろうと比較してみるが、ヨコシマサワラとかカマスサワラとかが顔は似ているけど尾鰭の形など全く別なよな。そして最終手段の天才MS君にメールで質問。

即答でした
「ハガツオの子ですねー」

ええええっ!ハガツオ?模様違うじゃん。全く想像できなかった。
ハガツオでGoogleの画像検索してみると確かにいっぱい出てくる。そうなのね~
つまり小さいときは写真の断片的な縦縞が大きくなるにつれてつながるんだな。そう言えば写真を写したとき・・・・

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歯があるのは気がつきました(^_^;)

写した時は歯があるんだなぁ・・・ってぐらいの感想。とにかくすっきりだが、それにしてもMS君恐るべし。何でも判るね。サバの小さいのは得意ではないと言ってるけど、これは簡単なほうなんだそうで。そうなの?

すっかり雑談で終わってしまいそうだが、ハガツオの事について。
昨年は夏の時期に日南市の沖瀬水島ではこの魚が結構釣れた話を聞いてうらやましかった。釣ってみたい魚の1つだ。
その名の由来は当然歯があるから。「歯鰹」
成魚で1mほどになる。獲れれば流通するが漁獲高はさほどではないようだ。とても美味なようで小さくてもそれなりの味わいなんだそうだ。つまり買った魚でも煮付けなどは美味しいのだろう。

384.ガンゾウビラメ

レア度★★★☆☆ 宮崎の魚(門川獲れ鮮魚店で購入)


ヒラメ科>ガンゾウビラメ属>ガンゾウビラメ
Pseudorhombus cinnamoneus (Temminck and Schlegel, 1846)
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2017/4/2 マルケイ水産購入※門川獲れ 25Cm


このお魚がガンゾウビラメなのか否かははっきりしてません。
現在紹介しているこの手の魚としては「テンジクガレイ」があるが、有眼側にある眼状斑が2つなのがテンジクガレイで、1つだとこのガンゾウビラメで、5個あるならタマガンゾウビラメ・・・って覚えていたので、これはまだ紹介できていないなと思い購入しました。
2匹の魚を購入して160円だったので、まあ缶コーヒー1本程度のお遊びです(^^

さてこの魚がタマガンゾウビラメなのか、写真で判るのか天才MS君に委ねます・・・けど、とりあえず個人的にはそのつもりで購入したのでご紹介。
ちなみにタイワンガンゾウビラメという種もいるようで、細部まで比較しないと区別ができないようだ。自分で釣った魚ならとことん調べるんだが、購入魚はちょっといい加減(^^ゞ

写真の魚で25Cmだったが、文献を見るとその程度の記載もあったり40Cmぐらいになる、ヒラメ科の中ではヒラメに次いで大きくなる種という記載もあったりする。
水深30m以浅に住み、手繰網や釣りで捕獲される漁業対象魚だが量は少な目。ヒラメより脂分が少なく味は劣るとのことだが不味いということではない(そうだ)

写真比較してみると
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テンジクガレイ全体
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下の2枚は以前紹介した「テンジクガレイ」で、判りずらいけど眼状斑が2つあります。色見は生きているか否か、捕獲場所とかの違いがあるだろうけど大きめの中央の眼状斑の位置が違う気がする。これは複数の図鑑を見ても同じ印象だ。
少なからずテンジクガレイではなかろう・・・・

383.オオメハタ

レア度★★☆☆☆ 鹿児島・錦江湾で獲れた魚


ホタルジャコ科>オオメハタ属>オオメハタ
Malakichthys griseus Döderlein, 1883
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今朝、目覚めてから最初の作業はこの魚がワキヤハタ、なのかオオメハタなのかという事を調べる事、からでした。

鹿児島錦江湾の釣行の際、とくに桜島に行く時には必ずトイレ休憩などで立ち寄る「道の駅垂水」に鮮魚コーナーがあり、沢山置いてあるわけでもないけどこの魚はだいたいある。いつも買おうか迷うのだがついに先週日曜日に買いました。
4匹入って509円はちょっと高めだと思うけど、たぶん美味しい魚だから仕方ないか。
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以前も突っ込んだ事があるが「メバル」って・・・
まあでもその地域の人に通じる表現が大事なんだよな。目が張っているから「目張」・・・見た感じそうだからメバルでもいいのだ。
だけど私的には鹿児島メバルと命名する事にする(^^

さてこの魚を購入する際に浮かんだ名は「ワキヤハタ」
以前調べた事があるのにオオメハタという名は浮かばなかった。どうでもいいけどワキヤハタってのが代表っぽい。
そして持ち帰り図鑑などを眺めると、印象がオオメハタだ。目がデカイという事だけだが。
そこで今朝はこの魚がいずれなのか、きちんと調べる事にした。
確実なのは側線有孔鱗数で、オオメハタは41-47でワキヤハタは48-51なんだそうだが、苦手だ。
だけど写真判断だが数えてみたら45ぐらい・・・この時点でオオメハタだ。
そして決定的なのが図鑑に表記されている「臀鰭基底が短い(臀鰭最長軟条よりも短いか、ほぼ同長)」という事。
最初は???だったけど、WEB魚図鑑に登録されている魚をよくよく見ていると

判った!

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こういうことだ

もう間違いありません。購入した魚はオオメハタ。まあ見た印象でも目が大きいのだ。

さてオオメハタの生態だけど、棲息しているのは100m以深(~600m)新潟県沖から南の深い海にいて、底曳き網で獲れるようだ。
漁獲量はさほど無く、地域によりけり。購入した魚はラベル表記の通り「道の駅垂水」の直ぐ近くにある牛根漁協発なのでその界隈で獲れたものだと想像できるが、錦江湾は水深がもっとも深い所で230mと聞いた事があるし(調べたら237mだそうです)、桜島の周辺で船釣りをしたことがあるが目の前が島なのに水深が80mって事もあった。つまり湾全体が深いのでこんな魚が獲れるのだ。
遠浅の宮崎だと100mの深さは、恐らく10海里(約18Km)ぐらいは沖に出ないと無いし、そのぐらいだと黒潮の影響を受けるので底曳き網は難しくなる。

食通を唸らせる「ノドグロ」ことアカムツと同類のホタルジャコ科なので、口の中が黒いのかな?と思い写真を写したが、同様に黒い。
オオメハタよりは鹿児島の呼び名「メバル」であったり全国的には「シロムツ」で浸透しているようだ。
美味しいんだろうと思っていたけど間違いありません。
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ハッカクと一緒にバター焼きで頂きました。

その地域ならではの魚、というのを集めて周る旅というのも面白いかな?またワキヤハタも錦江湾で獲れるようなので探し出してみたい。

382.トクビレ

レア度????? 北海道土産でもらった鮮魚


トクビレ科>トクビレ属>トクビレ
Podothecus sachi (Jordan and Snyder, 1901)
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2017/3/5 52Cm北海道土産


(@_@;)エイリアン・・・・
北海道に旅行に行かれた釣友IHさんが土産で持ってきてくれました。ハッカク。
トクビレが標準和名だけど、ハッカクという方が馴染みのある魚。馴染みと言っても北海道の方々ならではだけど。

数年前に娘と北海道旅行をした際に、ホテルの寿司屋で見かけた「ハッカクの刺身」というメニュー。ハッカク?珍しいので食べようかと迷ったけど、写真を残してないのでたぶん食べてない。名前は記憶したが味の記憶は乏しいもんな。まあ食べてなければ覚えていないのも当然。

頭部を輪切りにしたら八角形なのでハッカクと呼ばれるらしいけど、標準和名のトクビレも、鰭を広げたら判るが素晴らしく大きな(写真のような)鰭を持っている。特鰭だ。だからトクビレという名の由来。
ハッカクという呼び名が世間で広まっているけど、北海道ではその地域によって様々らしい。またハッカクとは雄の事を指すという記事も見かけた。写真の魚は雄だが、雌だと鰭がここまで発達せず、サイズも30Cmほど。雄だと50Cmになるようだ。
北海道の魚として出回っているが、分布は日本海側だと島根県浜田、太平洋側だと相模湾以北にはいるそうで、水深80~300mに生息しているそうだ。餌はゴカイ・ユムシなど。
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肉食系の魚の腸は綺麗だ。臭いも少ない。
この魚は腸が前方の狭いエリアに集中していて、後方部がほとんど身なので結構量が取れた。
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なかなか脂分も多いようだ。
皮は鎧を付けているようで固いし棘も並んでいて扱いずらいが、案外手で皮向きができる(カワハギのように)ので、さほど苦労はしなかった。

食べてみると
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一口目は全く味を感じなかったけど、噛み砕くうちに旨味が出てきて、その後身が溶けるような食感を味わった。
これは美味いと言える。大きく個性的でもなく旨味が主張しているって感じでもないが上品だ。

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刺身の残りを家内がバター焼きしてくれたが、筋部分がぽろぽろと剥がれる感じは「ホッケ」の塩焼きの感じに近い。
刺身でも美味いので、当然の如くこれも美味かった。

漁獲量は少なめで北海道ならではの魚だったらしいが、交通手段の発達とともに関東のスーパーなどでも時折売っているそうだ。だんだんとメジャーになってきた魚だ。九州ではほとんど出回ってないと思うけど。

北海道と言えば、サケとかカニとか昆布とか、ルタオとかロイズとか白い恋人とか、北一硝子とか、他には???
まあ観光地でもあるので数多くの土産物があるけど、私には最高のお土産でした(^^

381.タカハヤ

レア度★☆☆☆☆ 宮崎の渓流域にいる魚


コイ科>ヒメハヤ属>タカハヤ
Phoxinus oxycephalus jouyi (Jordan and Snyder, 1901)
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実家の池で、前日の釣りで汚れた撒餌バッカンを漬けてしばらく置いていた。そこそこに餌が残っていても池の住民(鯉)が食べてくれるので適当に紐を通して投げこんでしばらく放置しているのだが、そろそろか?と引き寄せてみたら、なんとバッカンの中に数匹の魚影が見え、反射的に勢いよく拾い上げた。勢いがありすぎて足元に水が掛かりびしょびしょに濡れたけど、写真の魚が2匹、入っていた。
以前から池に、自然に何がしかが生息していて、木陰にいて確認できないままだったけど、正体はこれだったんだな。

子供の頃に「めんちょ」とか「あぶらめ」と呼び、近所の川で釣れたもっとも馴染みのある魚だが、大人になってヤマメ狙いの渓流の釣りをしだしたら、淀みを狙うとこれが釣れた。
とにかくどこででも釣れるので川釣りしたら直ぐに写真を残す機会もあるだろうと、あまり気にかけてもいなかった魚だけど、魚の紹介で380種に至るまで登場してなかった。他にもコイとかオイカワなどもまだ掲載できてないけど。

この魚の標準和名を意識しだした頃には「アブラハヤ」という名を知り、その後似た魚の「タカハヤ」というのも以前から意識してはいたんだが、実家(えびの市)あたりの「めんちょ」はアブラハヤなんだろうと、根拠もなく思っていた。

そして写真を眺めながら・・・・悩むのです。

どちらだ??

ネットで情報収集するも明確な決め手(材料)が無いんです。アブラハヤ?タカハヤ?
正直どちらでもいいぐらいなんだけど、この手の魚を見分けられたら同定のレベルアップなんだけどなぁ。
そんでもって、箇条書きに違いを羅列してみると

①アブラハヤには黒い縦帯がある
②眼が大きいのがアブラハヤで小さいのがタカハヤ
③腹の銀白色部分が広いのがアブラハヤ
④鱗が荒いのがタカハヤ
⑤尾鰭の切れ込みが浅いのがタカハヤ
⑥成魚で10Cmほどがタカハヤで15Cmぐらいなのがアブラハヤ
⑦タカハヤのほうが尾柄高が高く体型的には寸胴

・・・らしいので、写真の魚はどうかというと①③④⑤の特徴からタカハヤになるのか?と感じる。サイズは微妙で中間ぐらい。
⑦もそうかな?って思う。

そして宮崎の大淀川学習館のサイトにある魚の紹介にはタカハヤはあるもののアブラハヤが無い。
つまりは宮崎でもメジャーなのはタカハヤなんだろうか?と思えるし、とにもかくにもアブラハヤだと思っていたこの魚は、実はタカハヤかも知れない、というお話です。

それにしても魚体のヌルスベが凄い。これはアブラハヤでもタカハヤでも一緒のようだけど、ウナギを掴んだ事がある方なら判るだろうという感じのヌメりだ。ただし粘液を出すようなものではなくスベスベという事なので、その事からアブラハヤの名も付いた事は容易に理解できる。

さてどちら?などとこの記事を作成しだして1時間弱経過。なんとも衝撃的な事実を発見。
アブラハヤの分布って本州。つまり九州にいないわけです。図鑑等に紹介されている分布は青森~福井、岡山、だそうで。
この事実、かなり衝撃。研究者の方々には常識的な話なのかな?
決定的にタカハヤ、となりました(^_^;)

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