○スルルー釣行(鹿児島・大隅半島)2018/7/28
1ヶ月ほど前に、仕事上以前からお付き合いがあるHAさんと約束していた門川沖磯でのフナ虫を使った釣行予定。
初めての同行で門川に詳しく多くの実績を上げているHAさんとの釣りを楽しみにしていたのだが水曜日に突然の腰痛。
朝はどうもなく昼に向けてジワジワと痛くなり、午後からは歩くのがとても辛い状態になった。翌朝も同じだったのでとりあえずネットで調べた自宅と職場の間にある腰痛外来がある病院に行ってみた。
レントゲンを撮ってもらうと、我が見立てではとても綺麗に真っ直ぐな骨だが、約一ヶ月前の定期検診で飲んだバリウムが、まだわずかだけど残っていることに驚いた。
それはともかく先生からは・・・
正常に見えるけど、椎間板の厚みが若い人と比べると随分薄いですよね~
とか
足首の捻挫なら保護できるけど、腰はそれができないんです
とか
ギックリ腰というのは重い物を持ったときになると思われがちですけど、ちょっとひねったり微妙な姿勢で起こるんです
とか
さて原因は?ギックリ腰なんですか?・・・曖昧
そして4日経っても痛いときはまた来てくださいとのこと
別室に行ってコルセットをはめられた。初コルセット(^^)
これは自分で付ける付けないを決めるもんだと思っていたけど強制なんだな・・・
まあだけどはめると楽にはなるので良しとする。
そして支払をする際に言われた看護師さんの一言で確信した。
「今度来られるなら、直近の健康診断の結果表をお持ちください」
・・・って結局理由は判らないんじゃん。まあ個人的には腰の打ち身ぐらいに考えておこう。
金曜日も痛いようなら沖磯は断念しようと思っていたが、多少違和感はあるものの薬と湿布のせいか随分和らいだので、こうなりゃ行く!と決意したけど、夕方連絡があって台風の影響で沖は無理!とのこと。なぜかホッとする。
そこで代理案。腰に優しい釣りは防波堤だろ。椅子に腰かける釣りがいいな。
ってことで行ってみた!大隅半島にある防波堤。正式名は紹介してもらった方の同意を得てないので非公開です(^^)
※写真でご判断ください。
門川フナ虫釣行と一緒ぐらい行きたい気持ちが強かった防波堤スルルー
小物釣りからちょっと脱却したい!
自宅からは車で約3時間ほどで、朝2時には出発して場所を確保するつもりだったけど、釣行前はいつもの子供の遠足状態で眠れない。結果夜更かししたため起きれたのが3時。3時半に出発して到着が6時半。
すでに先端にルアーマンが数えて・・・・8名(^_^;)
だけど私が入りたかった場所は空いてました。
さて大潮満潮時刻だが、戻られるルアーマンの手には推定2~3キロのカンパチ。見かけた数は6匹。明け方の地合が過ぎて一仕事終えたって感じだ。私が仕掛を作り終える頃には人影はサビキ釣りのメンバーに入れ替わった。
4号の磯遠投竿に3Bウキ半誘導のフカセ仕掛。
ハリはいくら大きくてもいいと思ったのでタマン用16号とハリスは8号。餌はキビナゴです。いわゆるスルルー
スルルー釣りを昨年覚えて、基本は全誘導なのかもしれないけど最近は半誘導棚固定にしてます。
沖縄でキビナゴの事をスルルーっていうらしいので、まあフカセ・キビナゴ餌の事をスルルー釣りと定義しても間違いではないのだろう。
餌は普通にメジナ狙いをする集魚剤・パン粉に、キビナゴを混ぜて使用。500gで販売しているキビナゴを3パック購入し、状態の良いものを付け餌・悪いものを集魚用に利用します。
撒餌には恐ろしい数のアジ子軍団が最初から見える。これが集まってこそフィッシュイーター魚も釣れるっていう算段なんだけど、潮は寄せ潮だ・・・・まずい・・・・
案の定、しばらくは反応が薄い
1時間弱でやっと
ムツだ
サビキで釣れる10Cm弱と違って、食べてみようというきになるほどの大きさ。クロムツという魚もいるけど、まあムツだろうな。
そしてその後沈黙。
一度は横にあるテトラの際にて凄い重量感ある引きがあったが敢え無くハリス切れ。ガン玉を噛んでいた場所から切れてしまった。
8号ハリスでは細いと判断して、手持ちの最大10号ハリスで再開。
隣で初老のオジちゃんも釣り始めた。オジちゃんって自分もそんな年齢だけど、風体や容姿が私の親父に似ていて、人懐っこい感じだ。常連さんのようで訪れるサビキ釣りのファミリーにもよく声掛けされている。
そのオジちゃんと雑談などしながらの時間経過。オジちゃんは竿を2本出してフカセ&遠投ウキサビキだけど、表層のアジ子はどんどん釣れるものの、それ以外さっぱり。潮が悪いとずっと嘆いている。
スルルーも無反応なので飽きてきて、手持ちのサビキ仕掛を投入してみると
あらま~数珠なり
マアジではなくマルアジなんだな。
まあでも食べ頃アジ南蛮サイズだ♪
撒餌しなくても音だけで寄ってきて釣れる。こりゃすごい。あっという間に50匹ほど確保
マアジも混じるが10匹中1匹ぐらいの割合。
そうしているうちに手前に寄せていたゴミもすっと消えた時間帯。
スルルーを再開するとウキ反応
おーカマスか。
えっと・・・・鱗が剥げやすく上から見たら虫食い斑のような模様があるこれ、たぶんヤマトカマスだ。
2匹立て続けに釣れて何となく雰囲気が出てきた。
オジちゃんも25Cmほどだがヒラマサを釣ってご満悦
様子見の見物客が現れたタイミングでウキがスッと入ったので大きく合わせると・・・壁!
いいぞ~。なんか来た~
驚
メイチダイだ~!サイズは40Cmほど。
抜きあげ限界サイズでした。
前日、釣り友IHさんとメイチダイが美味しいという話をしたばかりで嬉しかったものの、オジちゃんともつい先ほどその話をしていて盛り上がったばかりだったので、羨ましそうに見ていたオジちゃんに「食べてみます?」とお渡ししてしまった(^_^;)
そしてさらに
カマスと同じような引き込みをしたので合わせたら鉄筋の壁のごとし。そして強烈な勢いでグワーと走る。
竿は4号だしとにかく強引に巻いて何とか足元まで寄せて・・・
頭出た!浮かせた!・・・・どうしよう。防波堤高いし抜くには重すぎる。
仕方ないので先端まで行き内側のタモが届く場所で処理しようと思ったが、また抵抗されてその反動で
バチン!
あちゃー道糸(PE3号)が切れた・・・
竿が折れたのかと思ったがとりあえずセーフ。惜しいな~カンパチでした。
推定70Cmぐらい。逃した魚は大きいというけど・・・それぐらいはあったでしょう。
立て続けに釣れる様子を見ていたオジちゃんも驚いている様だ。その姿を見ているだけで嬉しいな。親父っぽくて。
仕掛・餌の付け方など聞いてこられるが、きっとしばらくはこの釣りをされることでしょう。
それからまた寄せ潮となって、反応鈍くなったので・・・・PM2時に終了。
片づけを始めた途端に体が火照ってきた。集中していたのであまり気にかけて無かったけど熱射病寸前だったかも・・・
残っていたペットボトル飲料が瞬間に体に吸い込まれた。夏の釣りは油断大敵だな。
過去に例のない進路をたどる台風12号の影響は今夜あたりから九州も受けるのかも知れないけど、今年は毎週何がしか天候が悪さするなぁ。
どんな状況でも九州全域で釣り場を探って、できる限りを尽くしたいと思ってます。