460.ウメイロモドキ
レア度★★☆☆☆ トカラで釣れた魚
My釣魚334種目
タカサゴ科>タカサゴ属>ウメイロモドキ
Caesio teres Seale, 1906

2018/5/5 トカラ列島悪石島 約35Cm
自分で釣った初めて見る魚としてはかなり久しぶりです。
トカラ列島釣行で釣れた一番目の魚になりました。防波堤から海を覗くと潮の筋があり、表面には泡ゴミが溜まっていたが、その下に無数の魚の群れが見えた。細長い落ち着いた色合いのグルクンと、その下にカラフルな青のこの魚と、その下には茶色っぽい魚がいるように見えたが、釣れたのはこれのみ。しかけはフカセ釣り。
防波堤がかなり高かったので手持ちのタモでは届きそうになく、釣れても抜き上げるしかないと思ったのでハリスを8号にした。
持っていったハリスが2号までの細ハリスと、夜釣り用に8号・10号しか手持ちがなかった。
黒潮があたるエリアなので海は澄んでいて太いハリスは悟られて厳しいだろうなと思ったが、ちょこちょこと撒餌をしていたらスイッチが入ったように釣れだした。ハリも手持ちの一番小さいものだがハリスがしっかり結べるように管付きのメジナハリ7号に餌はオキアミのボイル。なにかチグハグというか違和感を感じつつも、まあ釣れたから良しとしよう。それにしても1匹目が釣れたときに思ったことは「大きい」ってことで、群れているサイズが皆こんな感じなのかと思うとトカラ恐るべし・・・である。
魚名はインプットしていた。昨年西表島に行った際に釣れた「ユメウメイロ」と似た魚だということで。
防波堤の上から見たときはユメウメイロなのではないかと思ったし、違えばウメイロモドキだな。だったら初魚なので釣れたら嬉しいなぁと思っていたので感無量。
南方の総称グルクンの1つで、グルクンと言われる魚の代表は標準和名「タカサゴ」だが、ニセタカサゴやササムロといった魚は細身で似ているのでグルクンと呼ばれても違和感はないが、ユメウメイロやこのウメイロモドキは体高があってグルクンという呼んでいいのか不明。でもなぜか区別されてない気がする。
そこでもう少し詳しく調べてみたら、この魚は「アカジューグルクン」と呼ばれ、ユメウメイロは「シチューグルクン」と区別はされているようだ。アカジューとシチューの意味が解らないので調べていたら、以前このブログでユメウメイロの寄稿をした際に同じことを思って書いていた(^_^;)記憶してないなぁ。とにかく意味不明だけどアカジューと言えばウメイロモドキの事のようだ。
そんなわけで写真を比較してみると


(上)ウメイロモドキ(下)ユメウメイロ
私が見た個体がたまたま条件的に、その色合いがウメイロモドキの方が相当に派手な絵の具を塗りつけたような青だったのかもしれないと思ったりするが、写真だともっとはっきり違いが判るかな?と思ったけど、これは随分と似ているもんだ。