2015-11-05 (Thu)
06:01
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この魚は「キュウセン」のメスで、
これが「キュウセン」のオス
だと思っていた。
色合いも違うけど、ハッキリと違うのは横帯があるか否か。
ところでここで紹介している別の個体だと
線が薄いこの個体はオカマちゃん?上記の写真のほぼ中間ぐらい。
でも専門家のご意見ではすべてオス・・・らしい。
一番上の写真について
「背鰭、尾鰭、臀鰭のオレンジ色の斑紋がはっきり出ていて、頭部にオレンジ色の線、胸鰭の辺りの黒色縦線上に暗色斑、体色は緑がかり、体側下部の橙色縦線は点列となり、尾鰭に黄色味がなく、23センチである事から、卵巣は退縮し、精巣が肥大してきていると思われます。」
このことからイニシャルフェイズ《雌相》ではなく、ターミナルフェイズ《雄相、又は2次雄とも》だそうだ。
イニシャルフェイズ?ターミナルフェイズ?
キュウセンは成長に伴いオス→メス→オスと変化する。イニシャルフェイズとは「初期の段階」。ターミナルとは「最後の」という意味があるそうで、成長の度合いからすると一番上の写真は約23Cmで、もうターミナルだろうということだ。
表現の使い分けとしてはメスまでがイニシャルで、二次オスだとターミナルでいいのかな?
ちなみに2つ目の写真の魚は27Cmあり、完全なオス型。
3つ目の写真の魚のサイズはきちんと記録してないけど大きかったと思う。これまたオス。すべてターミナル・・・
キュウセンに限らずササノハベラも性転換を繰り返すが、ベラ類の多くはそうなのかも知れない。
魚類はメスがオスになると言う話を多く聞くが、人間の概念の男・女という感覚とはきっと別物なんだろう。
Last Modified : 2015-11-05