宮崎で釣り。たまには遠征したい!

いろんな魚が楽しいし、美味しく食べたい。のんびり釣りたい(^^ゞ

(お魚深堀・3)マアジ

防波堤と言えば・・・アジ子
磯と言えば・・・メジナもしくは底物イシダイ
船と言えば・・・マアジ
「釣りはフナに始まりフナに終わる」って言葉があるけど、海釣り限定ならフナはアジに置き換わるかも。誰もが最も馴染みのある魚だ。今朝はマアジについて深堀してみます(^^

マアジ(真鯵)
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サビキ釣りでは馴染みのこのお魚は、釣りに限らず食材として並んでないスーパー・魚屋は無いぐらいポピュラーなので、もはや知らないという人は居ないぐらいだろうけど、それだけに釣りも面白く奥が深い。何より美味しいしね。

基礎知識
北西太平洋の沿岸域に分布し北海道以南の日本の各地で見る事ができるが沖縄ではほとんど獲れない。背鰭は1棘30~35軟条、臀鰭(シリビレ)は1棘26~30軟条だが、マアジと他の似通ったアジ類と区別するにはゼンゴ(リョウリン「稜鱗」が正式な部位)が鰓蓋の上部から尾鰭の手前まで全体にあるのが特徴で、また大きなカーブを描くので判りやすい。
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(上がマアジ・下がマルアジ)
このカーブのイメージが判れば簡単に区別可能。

またムロアジの仲間には尾鰭手前の上下位置に小離鰭があるがマアジにはない。これは小さいので、とくに防波堤などで釣れる小さいアジ類はわかり難い。
産卵期はグループによって異なる事が知られているようで、春型と夏型があるようだ。成長は1年で15~18Cm。2年で26Cm。3年で30Cmとのこと。季節により南北の回遊を行うようで、夏にかけて北、秋に南下する動きだ。カツオやブリなどと同じだが、周年釣れる理由は回遊型ではなく居付型のマアジも多いせいだろう。
マアジはキアジ型と言われる居付タイプ(近海の瀬付・地付)とクロアジ型と言われる回遊タイプがあって、その姿もキアジ型は脂肪を蓄えていて太り、クロアジ型は痩せている。市場ではこの容姿で値段も分けられている事もあるようだ。
この区別はなかなか難しいけど、以前は釣って死んでしまって後に眼の下が黒くクマが出来るのがクロアジ型で、白いままなのがキアジ型という事を聞いたけど、大抵のマアジは黒くなるのでこれがクロアジ型なのか、または違うポイントがあるのか定かではない。写真で見比べてみたら、胸鰭が透明というか黄色っぽいのがキアジで、黒っぽいのがクロアジという気もする。
ちなみに死んでしまった後にもずっと眼の下が白かったのは下の写真のマアジ
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これは鹿児島・湯の児の釣り公園での魚で、地付と言えるエリアで釣れた。体高もある。

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赤丸の眼の下部分。生きているときは目立たないけど死んだらはっきり黒くなる。胸鰭もちょっと黒味を帯びている。

サイズ
30Cmを超えると良アジと感じるが、マアジは小魚から大きなものまで食材として重宝されるので、いずれでも釣れたら嬉しい。
10Cmにも満たないようなサイズはマメアジと私は読んでいるけど、10~15Cm程度でアジ子・15~20Cmぐらいだと小アジ・20~30Cmで中アジ・30~40Cmで良アジ・40以上だと大アジって感じかな。せいゆう丸船長はだいたい40オーバーをデカチンアジと呼ばれているけど、時々は40オーバーサイズも混じる。
ちなみに今年の船釣りで釣られた47Cmが宮崎で見たマアジの最大だが、もっと大きいアジも釣れるのかも知れない。
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聞いた話では58Cmのマアジが居るともいうし50Cmほどの魚を貰って食べた事がある。
この大きなマアジが釣れるのは大分からの釣船で、夏の時期に四国の愛媛沖まで行って特定の場所で釣れるとも聞いた。
ネットで検索してみるとメジャーを充てて60Cmと言う写真もあるので、その辺りが最大級だろうが、以前頂いた50Cmになると顔付も勇猛な感じで別種に感じる。残念ながら味は落ちる。というか残念な感じだった。食感も悪く不味いという感想。

釣り
ファミリーフィッシングに最適なのがマメアジ・アジ子を狙うサビキ釣りで、下カゴにジャンボアミ餌を入れてハリが5~10本連なるサビキ仕掛で狙うが、場所が良ければ一束(100匹)単位での釣りが楽しめる。小さいほど小骨も気にならない食材になるので、程々に釣れば良い土産になるし、私はこの釣りで釣れる外道に興味があり、時々狙って釣る。

防波堤や地磯場のアジ狙いは5月中旬ぐらいからが本番で、晩秋ぐらいまで楽しめるが、船のアジ狙いは周年(宮崎では)で、仕掛は天秤かサビキ。イメージとしてはアジ子を釣るサビキの仕掛と一緒だがハリの大きさが違うしカゴも大きくなる。
宮崎の個人船の釣りの対象魚は恐らくアジ狙いで、釣って面白く食べて美味しいからそうなるんだけど、数がまとまる可能性が大きい釣りになる。

私が船釣りを始めた頃に出会った「宮崎・日向灘 船サビキ釣り」の管理人・ハンドルネーム流星号さんに、その釣り方や操船の事、仕掛作りから道具に至るまでありとあらゆる事を教えてもらいサビキの奥深さを知った。

一言でサビキと言えど太平洋に面する宮崎の海は、潮の流れも複雑で早い/遅いを繰り返すのだが、基本は下カゴでエダスもかなり短めが良い。海峡のような早い流れではないのでオモリは50~100号程度が適切だが、流れに応じて荷重を細かく変えてあげる事が釣果につながる。竿も大きなシャクリを入れるべく、長くて柔らかい竿を使う。専用の高級な竿でないのなら、磯竿の2号ぐらいのものが最も喰いが良いようだ。

サビキはいわゆる疑似餌であり、スキンゴム・魚皮・ワーム・ウーリー糸などを付けるが、当時面白いと感じていたのはウーリー糸オンリーのサビキ作りで、色によってマアジに限らず様々な魚が釣れる。緑の系統だと磯魚も釣れるし赤にはマダイ・チダイなども。
マアジ釣りはアミに似せたピンクが基本だが、ピンクと白を交互に付けてみたり、黄色が良いとか白だけが良いとか、とにかくその糸を巻く準備のひと時が楽しかったものだ。

ちなみに「宮崎・日向灘 船サビキ釣り」のサイトは現在も残っていて釣行記なども懐かしく見ることができる。ちなみにせいゆう丸の有馬船長や私も時々釣行記に登場します。平成15年を最後に釣行記は更新されてないけど、管理人の流星号さんは現在宮崎を離れ、関西でご両親の介護をされてます。また戻ってきて欲しいなぁ。

忘れられない思い出としてはサビキ夜釣りで、なんと水深が10mにも満たない砂浜近く。
竿の長さが5mほどあるのでシャクリが意味を成さず、真横に振動を与える感じで引きずると、それに反応して40Cm近くのマアジが1回の操作に4~5匹。2号の磯竿は折れそうなぐらいで、あっという間に50Lのクーラーボックスが満杯。
とにかくアジ釣りは場所と潮が重要なので、経験値の高い船長に出会う事が大事かも知れない。

食味
アジの語源は「味」に由来する。味の良い魚だからアジって事で、釣りでも漁業でももっとも対象魚として重宝される魚だ。
刺身で美味しいが干物もいい。
ブランドアジとして有名な「関アジ」は九州と四国に挟まれた豊予海峡で育ったマアジの中でも、漁師が撒餌を使わずに一本釣りしたもののみが認められて出荷される。尾に一匹ずつタグシールを付け、料理店には特約加盟店の看板を掲示するなどしてブランド化を進め、今やその名は全国に知れ渡っていると思う。
また長崎の「ごんあじ」も、瀬付アジ、つまりキアジ型のアジを生簀でしばらく活かしてストレスを抜いた状態で生き締めして出荷されるそうだが、手をかけるほどに美味しくなる魚なんだろうと思う。
宮崎市周辺で獲れるマアジも美味しいけど、以前串間・志布志湾の船釣りで釣れたアジはあまり美味しく無かった。
大分の佐賀関の遊漁船で釣ったアジは申し分なく、つまり味に地域差があると感じている。
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釣り魚で血抜きしたマアジは全く臭みも無く美味しいが、大量に漁業網で獲れるマアジが市場を通して食卓に上るのは1日後~数日後で、日持ちの関係で干物も発展したと思われるが、刺身としてはちょっと厳しい匂いが出るので、その臭み対策としてアジのたたきという料理が発展した。細かく刻んだアジの身に、ねぎ、生姜、大葉などをあえて作る。

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