宮崎で釣り。たまには遠征したい!

いろんな魚が楽しいし、美味しく食べたい。のんびり釣りたい(^^ゞ

419.ツマリマツカサ近縁種群

レア度★★★☆☆? 宮崎で釣れた魚
MY釣魚321種目


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2017/7/8 日南市大島 (上)紅はるかさんが釣った個体(下)私が釣った個体


夜釣りの写真は難しく、撮影機材を調達して見ようかと思ったりしている今日この頃です。
そんな訳で同じ環境で釣れた上2つの個体は、色合いは写り方でまったく違いますが、特徴を見るに同じ種でしょう。
そしてこれが判んないんだなぁ。
私が初めてナミマツカサを釣った当時は、マツカサの仲間は研究が進んでいなくて分類が極めて難しい話だったが、それも10年以上前で、今もたぶん混乱しているようだ。ツマリマツカサという名は当時は聞いた事も無かったけど、その学名からひも解くと・・・
Myripristis greenfieldi Randall and Yamakawa, 1996

1996年に、Myripristis (アカマツカサ属)のgreenfieldiという魚名を、ランドール博士と、恐らく高知大学の山川武さんの連名で発表されたもので(想像)、アカマツカサと違うのは鱗の大きさで、ちょっと小さいらしい。

なのでこのブログで紹介しているアカマツカサと並べてみる

(上)今回のツマリマツカサ近縁種群(下)アカマツカサとしている個体
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下の個体は喜界島で釣れたものです。

んで??
これは並べても無理だし、下の写真の魚がアカマツカサなのかも疑問に感じてきた(^_^;)
強引に違いを述べるなら、ツマリマツカサのツマリとは・・・詰まっているって事なのかな?そうであれば下のアカマツカサと比べて体高と長寸の比率が違う感じはする。つまり詰まっているマツカサだから?
しかも「近縁種群」・・・ってつまりは判らんって事か?

418.オニカサゴ属

レア度★★★★☆ 宮崎で釣れた魚
MY釣魚318種目


フサカサゴ科>オニカサゴ属
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2017/6/17 串間市鳥島 25Cm スルルー/キビナゴ餌


オニカサゴ属は誠に難しいが、この写真の魚も釣れた日は標準和名「オニカサゴ」だろう、ぐらいにしか思ってなかったけど、よくよく写した写真を見たら胸鰭の軟条数が17本で、オニカサゴはだいたい18本らしいのでもしや?と思う。
その後ネットで調べたり書物を漁ったりして、かなりの確率で別種という気がしてきたので、最終手段のWEB魚図鑑にて質問。
最近同定のコメントの中心に立つ西野敬さんが「頭部背面の画像があれば、一発で判ります。」とのことで
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写してみました。いずれ食べようと思って冷凍保存しておりました。

この写真を見て「ヒュウガカサゴで良いと思います」とご返事頂いた。
その理由は
眼と眼の間の後が窪んでいるが、 その窪みの前縁が前方に湾入していいる。この形状を示すのはオニカサゴ属中紛らわしい7種の内、ヒュウガカサゴだけ。
更にその落ち込みが深く、オーバーハングしている様に見えるのもヒュウガカサゴだけ。

なんだそうです。

ネット情報を探っていたら「硫黄島と竹島の魚類 - 鹿児島大学総合研究博物館」というPDFがあり、ヒュウガカサゴを含むオニカサゴ属の数種の解説があったが、専門用語連発で今一イメージが湧かない。
西野さんから教わった同定のポイント以外には、顔の目の割合が大きいとか主鰓蓋骨上方棘の後端が単尖頭であるとか、いくつもポイントがあるようだが、何よりこの名「ヒュウガ」は日向なわけで、解説ではこの魚は高知・宮崎・鹿児島(硫黄島)の標本で記録されているようだが、特に宮崎で水揚げされるオニカサゴ属は「オニカサゴ」と、この「ヒュウガカサゴ」が半々程度なんだそうだ。
つまり釣れる確率は宮崎においてはとても高いわけです。名前からしても宮崎の魚と言えるかも。

6/21追記
ということでヒュウガカサゴだと思っていた個体だけど、異論のご意見を頂きまして、とりあえずこれはオニカサゴ属、に留めておきます。

こうなると以前写したオニカサゴやイヌカサゴはほんとにそうなのか?
取りあえず今回の写真と比較してみます。
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ふぅ。これは絶対現場では判らんな。

417.モヨウモンガラドオシ

レア度★★★★☆ 宮崎で釣れた魚
MY釣魚317種目


ウミヘビ科>ゴイシウミヘビ属>モヨウモンガラドオシ
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2017/6/17 串間市鳥島 約90Cm スルルー/キビナゴ餌


まだまだ未開の釣りとしては、川釣り・磯の底物・沖のトローリングなどがあるけれども、今はまっているスルルー釣りだと未知の魚が釣れる期待感が大きくて、もちろん大物が出る可能性もあって、数は釣れなくても満足感は得られる釣りになります。

6月17日の釣りの最初の獲物が初見のこれだったので、もうその日は1日満足感は得られました。
ウキがわずかに反応したように見えたので合わせてみたら、また根掛かりっぽいが巻き上げれる??瞬時にウツボと確信。
でも上がってきたのが普通はグネグネと曲がるタイプではなくて、まさに爬虫類の蛇の動きだったので警戒・・・
細いので重量はなく抜き上げられたが、その模様からも危険が香りが漂って扱いに困った。爬虫類のウミヘビだと猛毒があると聞くし、どうしたものか。
でもよく見たら鰭があるように見えるし、ちょっとばかり宙釣りにしていたら糸に巻き付いてきたので確信した。これはウツボの仲間に違いない。
それにしても細いせいか暴れ方も激しくて、これをどう撮影しようか迷ったけど、クーラーボックスで眠って頂く事にした。
サッと入れてハリスを切ってパタンと蓋を閉じて20分ぐらい放置。無用な殺生はしたくないけど長物は結構丈夫なので仮眠状態にはなっても復帰することが多い。けれども・・・

蓋をあけたら見ただけで判る粘液。やってもた~食材いれっぱだった。魚もたぶん絶命している感じ。ゴメンね~

まあとにかく写真撮影。長物の基本スタイルの「つ」の字にして・・・おお?結構長い。
宙釣りの時から気になっていた顔。犬歯の部分がやたらに目立つ。先は尖っておらずユニーク。
その顔を見て、たしか何とかドオシとかオドシとか、そんなやつじゃなかったかな?と考えていたが、同行の紅はるかさんがこれじゃないかと携帯で見つけてくれたのでした。間違いないでしょう。(この様子は釣行記にも書いたけど)

本土でも普通にいるようだが太平洋側であり、離島・南方には多いようだ。割と釣りの外道として釣れるようで、WEB魚図鑑にはまあまあ登録があって凄くレアな魚というほどではないが珍しい部類かも知れない。

それにしても魚類のウミヘビと爬虫類のウミヘビが紛らわしいけれども、爬虫類のウミヘビはコブラの仲間が進化したものという話もあって猛毒を持つらしい・・・と以前聞いた事があり警戒してました。
魚類のウミヘビは毒は持たないものの気性はそれなりに荒いので、やはり警戒したほうが良さそう。

416.サビウツボ

レア度★★★☆☆ 宮崎で釣れた魚


ウツボ科>ウツボ属>サビウツボ
Gymnothorax thyrsoideus (Richardson, 1845)
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2017/6/4 日南市南郷沖磯 58Cm 釣り人IHさん


4月の西表・石垣島釣行以来、福岡県柳川などを経て早や2ヶ月経過しているけど、ついにお魚写真のストックがこれで終わります。
後は釣るか鮮魚店に行くか・・・しばらくは新魚登録はお預けになります(^^ゞ

ウツボ狙いの仕掛で、まんまと目新しいウツボを釣り上げられたIHさんは、この日は沖磯で他の獲物としてはノベ竿でシラコダイばかりという感じで面白さには欠けたでしょうけど、多分満足はされたはずです。魚コレクターフィッシャーマンは1回の釣行で1匹の初見種が獲れればとても幸せなんです。私もその領域です。普通の釣り人には理解し得ない心理だろうなぁ(^_^;)
魚を釣るんだから魚の名を知るのは当たり前の行為だと思うんだけどなぁ。なぜか特異な視線を浴びますけど・・・・

最近はよっぽどの僻地でなければ携帯が通じるので、魚名をスマホで調べるのも容易で、現地で直ぐにアタリを付けることができます。なのでこの魚が「サビウツボ」だという事は即座に判りました。

鉄が錆びたような色をしているからサビウツボ・・・と、単純明快だが、和歌山県以南にいるもののWEB魚図鑑に投稿されている地域を見たら離島や南方の島々で、宮崎で釣れるのは希少というか少ないのかも知れない。そういう意味でIHさん快挙です。
琉球列島では浅所で多く見られるそうだ。

写真の魚が58Cmということでまだ若魚だと思っていたが、実際にはかなり大き目の個体だったようだ。長物で58Cmと言えば実際はかなり小さいので迫力には欠け、普通のウツボは触るのは怖いけどこれは大丈夫でした。
特徴的なのは眼の虹彩が白いこと。この目・・・・どこかで見たなと思っていたが・・・・

映画「シン・ゴジラ」で出てくるゴジラ未成熟体です↓
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※著作権に触れるかも(^_^;)

ちょっと前に話題となった深海魚「ラブカ」っていう魚がモデルという事だったけど、目だけを見るとこれでしょう(^_^;)

この色だとさすがに食べるのは抵抗があるけれど、しっかり食材として持ち帰られた。食味は如何だったのでしょう?
感想はまだ聞けておりません。

415.オヤニラミ

レア度★★★★☆ 筑後川上流で釣れた魚


ケツギョ科>オヤニラミ属>オヤニラミ
Coreoperca kawamebari (Temminck and Schlegel, 1843)
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2017/5/28 福岡県筑後川上流にてMARI-Jさんが釣り上げた魚


魚名が「親睨み」とは、なんと個性的なんでしょう。指折りの珍名ですね。
諸説あるようだけど卵を育てる雄が「睨みをきかす」とか縄張り意識が強いので親にでも「睨みをきかす」からだとか、写真下にハッキリ写っている眼状紋だが、これがいつ見ても「睨んでいる」ように見えるからだとか・・・

海と川を行き来しないスズキ目の魚はこれだけなんだそうだ。元々四国や九州に分布していたけれど関東や愛知・滋賀などでも国内移入種として定着しているらしい。淡水の魚はほんとにグチャグチャ。生息分布なんてあってないようなもんだ。
鑑賞用に採取されたり、ブラックバスなどの外来種の影響を受け個体数は減っていて環境省によるレッドリストで絶滅危惧II類に指定されているそうだ。四国の香川県や徳島県では指定希少野生生物に指定されており捕獲や採取、殺傷が禁止されているよう。
本来生息していたエリアでは激減していて、他の地域に分布は広がっているおかしな現象。

この魚は私と横並びで釣っていたMARI-Jさんが細い胴突の仕掛で釣ったのだが、目の前にいて、下の錘に向かって攻撃してきて、一度餌を喰ったものの離れ、再度喰ってきたとのことで獰猛な様子が伺える。
成魚でも15Cmほどという事なので大きな魚ではないのだが、なぜか大きく見える。眼状紋のせいだろうか?注意深く見るから目の錯覚がおこるのかもしれない。

九州でも生息しているのは北部で宮崎には居ないようだが北方エリアの延岡・北川などにはいると聞いた事がある。
筑後川の下流域の水郷柳川では馴染みの魚のようで、北原白秋が謳っている詩歌の中に登場する「水くり清兵衛」はこの魚の事で、九州の、たぶん柳川周辺の地方名らしい。
どうもその名「みずくりせえべえ」の由来が判りにくいのだが、清兵衛という人に携わる昔話があって、それが語源のようだけど今一つ判らない。
ただこの話は遠い昔、聞いた事があるような気もするのだが、ハテ?

http://www5b.biglobe.ne.jp/~ms-koga/068mizukuri.html

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